医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

TEL.052-613-4001   〒457-0808 名古屋市南区松下町1丁目1番地

疾患Q&A

64. 心因性視覚障害 201209

 小学校5年生の女児です。学校の健診で受診のお勧めをもらい、眼科を受診したところ、心の問題の可能性があると言われました。学校では昨年まで両眼ともAだったのですが、今回急に 両眼ともCをもらいました。眼科の視力検査でも0.3と0.4とのことでした。何回か受診したのですが、特に目の病気は無いとのことで、心の問題から来ているという説明でした。特に思い 当たる節は無いのですが、どんなことが考えれれるのでしょうか。どのようにすべきか教えてください。(40歳、女性)

 視力の低下を説明するに足りる器質的病気が無く、視力低下の原因として精神的心理的要因を考慮しなければならない状態を「心因性視覚障害」と言います。小中学校の高学年の女の子に 多いとされていますが、男の子でもあります。発症の原因はその子を取り巻く心理的環境にあるとされます。家庭環境や学校生活、塾や習い事、などです。親との関係や兄弟との関係、 友人関係、先生との関係などさまざまな人間関係も考えられます。中にはメガネをかけることにあこがれているということがきっかけの場合もあります。いずれにしろ、もっと自分に 注目して欲しい、さびしい、つらい、などというような心理的ストレスが原因となって、視力障害という形でSOSを発信していると考えられます。視力低下のわりに日常生活では全く 不自由そうにしていないことも特徴の一つです。しばらく通院しているうちに視力が戻ることが多く、これは通院に通い子供とのスキンシップが増えることがよい効果をもたらしている ように思います。お子さんと色々とお話しして悩みを聞いてあげることもよいと思います。しかし、心因性視覚障害が疑われる患者さんの中には、本当の眼の病気が見つかることがあり ますので、器質的疾患の原因検索は、しっかりと行われなくてはいけません。複数回通院して、網膜電図や視覚誘発電位といった眼科的電気生理学的検査や、CTやMRI検査などの頭部の 画像診断も時に必要です。また、心因性視覚障害であるにもかかわらず、長期間にわたっても視力改善が得られない場合には、児童精神科医や心理カウンセラーなどとの連携も考える必要 があります。

63. 星状硝子体症 201208

 健康診断で眼科の項目に精密検査が必要とされ、眼科を受診しました。すると、星状硝子体症(せいじょうしょうしたいしょう)と言われました。眼の中に黄色いものが多数あると言うこと ですが、そのまま放置してよいと言われました。自分自身は、見にくくもありませんし、全く自覚症状はありません。眼の中の写真を見せていただきましたところ、黄色い物質が無数にあって なぜ見えにくくないのか疑問に思うほどでした。原因は何でしょうか。治療法を考える必要はないと言われましたが、何か気をつけることはありますか?(55歳、男性)

 星状硝子体症とは、硝子体(水晶体の後ろから網膜までの間のスペース)に、カルシウム(リン酸塩)を主体とする結晶が、無数に浮遊した状態です。眼を動かすと硝子体ゲルが動きますので、 この黄色いつぶつぶも動きます。光で照らして診察すると、この硝子体内の混濁が満点の星空の様に見えることから、星状硝子体症の名前があるとされています。原因はわかっていませんが、 糖尿病や高脂血症との関連があるとする報告もあります。しかし、そうでないとする意見もあります。片眼性のことが多いですが、両眼性の方もいらっしゃいます。稀な病気ではなく、人口の 2000人に1人~200人に1人いると言われています。その先生がおっしゃるように治療の必要はありません。自覚症状もほとんどないことが多いです。注意する点は、他の病気、例えば糖尿病 網膜症や網膜上膜(この携帯サイト原稿Q&ANo.33を参照)などで、硝子体手術が必要になった場合には、その手術は少し難しくなるということです。これは、星状硝子体症の方の 硝子体は、年齢で起こる変化が起きにくいためです。それ以外は、特に気にする必要はありません。自然に消えてしまうことはないようで、眼底写真をとられると、その度に要精査となる 可能性がありますが、特に心配ありません。

62. 高眼圧症の管理 201107

 先日、目にできものができて眼科を受診したところ、ものもらいと診断されました。それは治って良かったのですが、眼圧が高いと言われました。3回通院したのですが3回とも22~26 mmHgで、少し高いので定期的に検査が必要と言われました。緑内障ではなく治療の必要はないと説明を受けたのですが、やはり心配です。簡単に眼圧を下げる方法が有れば教えて ください。(42歳、男性)

 眼圧とは眼の硬さのことで、日本人の正常値は、10mmHg~20mmHgとされ、この値の中に90%の人が入ります。ただし、日内変動や季節変動があります。また体位やその他に影響が あって、変動がみられます。詳しくは、この携帯電話サイト原稿No.25(とつか眼科ホームページQ&A25)をご参考になってください。1日の中では5mmHg程度の変動があります。ですから、 その先生が言われるように定期的に測っていかれることをお勧めします。教科書的には25mmHgを超えるようになると緑内障が出現しやすいと言われています。ですから、通院中に25mm Hgを超えることが多くなれば、眼圧を下げる目薬を使うことをお勧めします。日本人に最も多い緑内障の型は正常眼圧緑内障といい、眼圧が高くない正常眼圧のタイプと言われています。 従いまして、高い眼圧のみをあまり気にすることはありません。それよりは視神経の形を良く見てもらってください。緑内障による視神経障害はいかなる治療をしても戻らないため、緑内障 治療は、障害が進行しないようにする方法しかありません。エビデンスのある唯一の治療が眼圧を下げることです。このために緑内障が疑われる場合には、確定診断に至らなくても少しだけ 高い眼圧を予防的に下げておくという考え方もあります。視神経の形から全く緑内障が疑われない場合には、定期的に眼圧を測って高くなりすぎていないかを調べてもられば良いと考えます。 ただし、空気で測る機械の値のみではなく医師の顕微鏡で眼圧を測ってもらうことと、眼圧検査は角膜の厚みが影響していることがありますので、この影響が無いかどうか確かめてもらうこと をお勧めします。

61. 中心性網膜炎 201206

 先日、目にできものができて眼科を受診したところ、ものもらいと診断されました。それは治って良かったのですが、眼圧が高いと言われました。3回通院したのですが3回とも22~26 mmHgで、少し高いので定期的に検査が必要と言われました。緑内障ではなく治療の必要はないと説明を受けたのですが、やはり心配です。簡単に眼圧を下げる方法が有れば教えて ください。(42歳、男性)

 眼圧とは眼の硬さのことで、日本人の正常値は、10mmHg~20mmHgとされ、この値の中に90%の人が入ります。ただし、日内変動や季節変動があります。また体位やその他に影響が あって、変動がみられます。詳しくは、この携帯電話サイト原稿No.25(とつか眼科ホームページQ&A25)をご参考になってください。1日の中では5mmHg程度の変動があります。ですから、 その先生が言われるように定期的に測っていかれることをお勧めします。教科書的には25mmHgを超えるようになると緑内障が出現しやすいと言われています。ですから、通院中に25mm Hgを超えることが多くなれば、眼圧を下げる目薬を使うことをお勧めします。日本人に最も多い緑内障の型は正常眼圧緑内障といい、眼圧が高くない正常眼圧のタイプと言われています。 従いまして、高い眼圧のみをあまり気にすることはありません。それよりは視神経の形を良く見てもらってください。緑内障による視神経障害はいかなる治療をしても戻らないため、緑内障 治療は、障害が進行しないようにする方法しかありません。エビデンスのある唯一の治療が眼圧を下げることです。このために緑内障が疑われる場合には、確定診断に至らなくても少しだけ 高い眼圧を予防的に下げておくという考え方もあります。視神経の形から全く緑内障が疑われない場合には、定期的に眼圧を測って高くなりすぎていないかを調べてもられば良いと考えます。 ただし、空気で測る機械の値のみではなく医師の顕微鏡で眼圧を測ってもらうことと、眼圧検査は角膜の厚みが影響していることがありますので、この影響が無いかどうか確かめてもらうこと をお勧めします。

60. 再発性角膜びらん 201205

 先日、朝方右眼に激痛がして、眼科を受診すると「再発性角膜びらん」と言われました。半年前ごろに、植木いじりをしていた時に右眼のくろめを傷めたことがあったのですが、主治医の 眼医者さんは、これが原因だということでした。実は、今回が3度目なのです。こすったりぶつけたりなど全く何もしていなかったのに、急にくろめがえぐれてしまうものなのでしょうか。 その日は眼帯をして帰り、今は目薬をつけています。当日はものすごく痛くてたまらなかったです。何か予防法はないのでしょうか。(40歳、男性)

 再発性角膜びらんは、植物の葉や紙片、手指、爪などが原因で角膜に傷をつけてしまった場合に、数週間から数ヵ月を経て角膜びらんが再発するものです。このようなケガによるものが 最も多いですが、それ以外にも、角膜ジストロフィー・感染症・薬物障害・糖尿病などの全身疾患によると考えられているものなどもあります。びらんになった角膜が治った状態にあっても、 角膜の内部で接着障害が起きているために、まばたきやわずかにこすれたというような角膜への刺激が引き金になって、角膜がはがれてしまう病気です。通常は初めのケガと同じ部位が びらんになることが多いとされ、夜間から早朝特に起床時にはがれることが多いようです。治療法は、就寝前の眼軟膏点入と角膜保護薬などの目薬を使用することです。軟膏を入れて眼帯を したり、重症例ではソフトコンタクトレンズをつけたままにすることもあります。外科的治療法としては、一度角膜上皮を剥がしてしまう治療が以前からありますが、術後の疼痛が強いです。 また針やレーザーを使って角膜に小さな傷を数か所わざと作って、接着効果を期待するものやレーシックの時に使用するレーザーで角膜を切除する手術もあります。しかしながら外科的治療法は、 この病気の真の原因が不明なこともあり、角膜ジストロフィーという病気や糖尿病角膜症などで広範囲で難治性の場合に限られます。予防方法として確立されているものはありませんが、 再発予防には1ヵ月以上の軟膏点入が有用とされています。

59. 白内障の予防法 201204

 私の父が最近見えにくくなったといって、眼科を受診しました。すると、白内障との診断でした。まだ父は49歳なのですが、白内障とはショックです。昨年、祖母が白内障の手術を受けた ところですが、白内障はお年寄りがなるものだと思っていました。父ももちろんそうですが、私も今から予防しておきたいと思います。父は目薬をもらって帰ってきましたが、他にも 白内障の予防があれば教えてください。(25歳、女性)

 白内障の予防法として、6つご紹介します。1.紫外線対策:紫外線は白内障の原因となることがわかっています。外出時のサングラスや眼鏡が大切です。帽子や日傘は単独では十分な 効果が期待できないとされています。海や雪山などでは紫外線被曝量は特に多くなるため、必ずサングラスをかけるようにしましょう。2.禁煙:禁煙によって白内障発症リスクが低く なると報告されています。白内障症例の20%は喫煙に起因しているとされ、禁煙は白内障の予防に極めて重要です。3.飲酒:過剰飲酒は白内障になりやすいとされていますが、適量の 飲酒では白内障のリスクを軽減するという報告があります。適量飲酒であっても蒸留酒やワインがよいとされビールは効果がないそうです。特に赤ワインなら女性なら1杯、男性なら 2杯までは効果がかなり期待できるようです。4.糖尿病の予防:糖尿病による白内障は合併する頻度が高く、白内障にならないためにはまず糖尿病の予防をすることが重要とされています。 日本において糖尿病は増加傾向ですから、気を付けてください。5.薬物による予防:ピレノキシン(商品名で言えば、カリーユニやカタリン)やグルタチオン点眼は、初期の白内障予防に 効果があるとされています。ただ、目薬で白内障が治るものではありません。あくまで進行を遅くさせるものです。6.サプリメント:ビタミンCやビタミンEは単独では効果が期待できない ようですが、マルチビタミン・ミネラルであるCentrumの長期投与が白内障予防に期待できそうな感じです。食事の不足分をサプリメントで補うのが基本ですが、低栄養(偏食)、喫煙者、 高度紫外線曝露者などでは、サプリメントの役割が期待されています。

58. モノビジョンって何ですか 201203

 先日知り合いのお母様が白内障手術をお受けになった時に聞いた話なのですが、術後に眼鏡を使わずに遠くも近くも見えるようにしたとのことです。その方の手術はモノビジョン法と いうそうですが、どういうことでしょうか?新しい手術方法なのでしょうか。私の父が白内障手術を受けた時には、両眼とも遠くが見える状態になって、近くを見る時には現在も老眼鏡を使っています。(33歳、女性)

 ご存知のように通常の眼内レンズ(白内障手術時に使用する水晶体の代わりをするもの)を入れると、ピントは固定されてしまうため遠くも近くも両方ともが同時に見えるようにはなりません (お父上はそのピントを遠くにしたと考えられます)。したがって、術後には最低一つ以上の眼鏡を使用しなければならないことになります。これに対して、モノビジョンとは、片方の眼を 遠くが見えるようにして、もう一方の眼を近くが見易い状態にして、両眼で見ると近くも遠くも見やすい状態にするという、調節力の衰退(老眼)を補うやり方をいいます。ただし、効き目が 深く関係してくるので、モノビジョンができる人とできない人がいます。術前のしっかりした検査を行い、できるかどうかの判断が必要です。最近では多焦点眼内レンズという片眼だけで 近くも遠くも見えるようにする手術方法もあります(Q&A46参照)ので、手術前に詳しく説明を聞いてください。白内障手術時に使用する眼内レンズの片眼のみを多焦点レンズにするという 前述したモノビジョンの変法を行うこともあります。また、コンタクトレンズやメガネを使用している患者さんの初老期の治療に応用したりすることもあります。いずれにしてもできる人と できない人がいますので、コンタクトレンズやメガネでの応用は試せばよいですが、手術治療に応用する場合には術前のしっかりした検査や説明を聞いてください。

57. 妊娠しているのですが、目薬は大丈夫ですか? 201202

 先日、ものもらいが左目にできて、近くの眼科にかかり目薬をもらいました。抗生物質の目薬と炎症を抑える目薬ということでした。現在妊娠3か月なのですが、目薬を使っても 問題ないでしょうか。その先生に伺いましたところ、多分大丈夫だろうということでしたが、妊娠は初めてのことで、心配しています。本当のところはどうなんでしょうか。また、 出産した後も母乳で育てようと思っていますが、その時にも目薬を使っても大丈夫でしょうか。詳しく教えてください。(33歳女性)

 まず、妊娠初期(2か月まで)には、薬の催奇形性(子供に奇形を作ってしまうこと)が問題になりますが、目薬は量的に微量であることや全身への移行は少ないことから、催奇形性は 非常に少ないと考えられています。また、目薬で奇形が生じたとする例は現在まで報告されていません。ただ、完全に安全性が証明されているわけではありません。それ以降の時期には 胎児への移行が証明されている薬剤もありますが、目薬は内服薬に比べて非常に微量ですからおそらく問題ないと思われています。ただし、自律神経(交感神経や副交感神経)に作用する 薬剤やプロスタグランディン製剤や炭酸脱水酵素阻害剤は、避けたほうが良いとも言われます。授乳への影響もいくつかの薬剤では証明されていますが、実際上問題になることは少ないと 考えられています。ただし、自律神経に作用する薬剤は避けたほうが良いかもしれません。まとめますと、絶対に安全だと言える目薬はありませんので、妊婦さんには必要最小限の 目薬にしたほうが無難かと思われますが、現実にはほとんど問題にならないと考えられています。したがって今回の目薬は必要であれば使用してよいと思います。ただし、目薬には 使用期限がありますが、開封後は汚染されていきます。開封した目薬を1か月以上は保管しないようにしてください。

56. 3D映像が小さい子には危険って? 201201

 3D映像が見られるTVに買い替えようと思っています。すごくきれいな映像を楽しみにしているのですが、友人から小さい子にはあまり見せない方がよいと聞きました。うちには2歳と 4歳の子供がいるのですが、見せてはいけないのでしょうか。何か視力の発達に影響が出るのでしょうか。何歳ぐらいになったら良いのでしょうか。詳しく教えていただければと 思います。(32歳女性)

 3D映像は、立体的に見えてとても臨場感あふれる映像が作り出されます。この原理は、私たちの眼の立体視という機能を使っています。左右それぞれの眼はわずかに位置が異なる ことから、片目づつを隠して景色を見るとほんの少し見え方が違うことに気付くと思います。現代の3D映像は偏光フィルターもしくは液晶シャッターを用いて左右眼に別々の映像を 投影することで、この立体視を作っています。この無理に作りだされる立体映像が、目のピント合わせ(調節)と寄り目の機能(輻湊)とのアンバランスを引き起こし、眼精疲労を生じると されています。日本では、5歳の健康な子供が立体映画を見た後に急性内斜視となり、結果的に手術治療を要した症例がいます。ひと昔前よりは、立体映像の作り方も見え方の アンバランスを少なくするように改善されてきていますので、この症例のような事例が起きる可能性は少ないと思います。ですが、両眼視機能が発達段階にある未就学児童(6歳以下)や、 斜視(No.17)を自覚している方、3Dを見ていてすごく疲れを感じる方などは、注意を要すると考えられています。ですから、あなたのお子さんたちには、 長時間3D映像を見させることはしない方がよいと思います。どうしてもという場合には、斜視の有無や屈折の異常などをお近くの眼科医に診てもらって、相談されるのがよいと思います。

55. 内反症(ないはんしょう)って? 201112

 1歳になる息子ですが、よく涙目になります。時々メヤニが多くなって眼科を受診すると、内反症と診断されました。まつ毛が黒目に当たっているとのことで、様子を見ていって、 あまり改善しないようなら手術が必要だと言われました。手術しないと治らないのでしょうか?いつもは息子もあまり気にならないようで、こすったり触ったりしていません。 メヤニが出なければそのままでも良いのではないかと思っていました。現在は少し涙っぽいだけなので、放っておいてはいけませんでしょうか?(29歳女性)

 内反症(ないはんしょう)とは、まつ毛やまぶたが目の内側に倒れ込んで、まつ毛が角膜にあたり傷がつくものです。まつ毛だけが内側に倒れているものが睫毛内反(しょうもうないはん)、 まぶたまで倒れ込んでいるものを眼瞼内反(がんけんないはん)と呼び、総称して内反症といいます。乳幼児では軽度の睫毛内反は珍しくない病気です。乳児では多くの場合経過観察で よいと思います。まつ毛が硬くなってきて、角膜の傷が重篤な場合には、視力の発達に影響がありますので手術が必要になります。手術は古くは故意にやけどを作って瘢痕化させるものが ありましたが最近はあまり行われていないと思います。皮膚を切開するものが一般的ですが、乳幼児の場合には全身麻酔が必要になります。角膜の傷が重症でなく視力の発達にも影響が ない場合には、数か月に1回程度は眼科専門医に経過観察していただくのが良いと思います。手術治療が必要になる場合は少ないです。一方、高齢者になると眼瞼内反が多くなります。 これはまぶたの構造を保っている支持組織が加齢により緩んできてしまうものです。まぶたが内側に倒れないようにテープで固定しておくのも治療方法の一つですが、長期にテープを 使用すると皮膚がただれることや外見上格好が悪いことなどから、根治療法としては手術治療となります。乳幼児の内反症とは違って自然に治ることはありません。切開して緩んだ組織を つなげ直す手術や糸で縛ってしまう手術があります。どちらも局所麻酔で済みますし、後者であれば非常に短時間で済みます。