医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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110. ドルーゼン   201607

110. ドルーゼン   201607

 70歳になる私の母のことです。1ヶ月に1回、白内障の手術をする前から通院しているようです。なんでも眼底に老廃物がたまってきたとのこと、「ドルーゼン」と呼ばれあまり増えると良くないと言われてしまいました。ドルーゼンとは何でしょうか?何か注意しておくことはありませんか?本人は今はよく見えて困っていないようですが、将来を心配しています。やっておくと良いことがあれば教えてください。(40歳娘)

 ドルーゼンというのは、眼底にみられる黄白色の小円形隆起病変を指します。いろいろな種類のものがありますが、その先生が言われました通り、通常は眼の底にたまる老廃物と考えられています。眼底写真を見せていただいたのかもしれませんが、オレンジ色~赤茶色をした眼底の中に見える黄色い点々です。以前は、小さくて辺縁が比較的明瞭なものを硬性ドルーゼンと呼び、やや大きめで辺縁が不鮮明なものを軟性ドルーゼンと呼んでいました。現在では、大きさで分けることが多いと思います。眼底の最も太い血管の直径は、約125μmなのですが、ドルーゼンの長径がこの大きさの半分以下つまり63μm未満のものを硬性ドルーゼン、63μm以上のものを軟性ドルーゼンと呼びます。加齢に伴い、ドルーゼンがみられることは多くなっていきます。硬性ドルーゼンが、少数みられても心配ないとされています。一方、軟性ドルーゼンが多く見られるようになると、加齢黄斑変性症という病気が出現しやすくなります。加齢黄斑変性症については、別に詳しく記載しますが、網膜の中心に出血したりむくみが出たりして、高度に視力が低下してしまう病気です。近年増加傾向にある病気で、失明率の高いものです。軟性ドルーゼンの中でも比較的大きいものが多数出現している状態や、長径が125μm以上の大型のドルーゼンが出現してきた場合には、加齢黄斑変性症の出現がとても危惧されます。従いまして、眼底にドルーゼンが見られた場合には、定期的に眼科を受診して加齢黄斑変性症が出現してきていないかどうかをチェックすることが大切です。特に大きめのものがみられるようになったり、片眼がすでに黄斑変性になってしまっていたりする場合には、特定のサプリメントが勧められています。眼科の主治医によく聞いてみてください。

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