医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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108. 強度近視の合併症 201605

108. 強度近視の合併症 201605

 小学生の頃から近視になって、どんどん進んでしまいました。現在52歳の事務職員です。先日、飛蚊症を自覚し近くの眼科を受診しました。それについては、加齢によるもので心配ないと言ってもらえましたが、私のような強度近視の人は、いろいろな目の病気を起こすことがあるので、気をつけなさいと言われました。どんな病気が出るのでしょうか。また、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。教えてください。(52歳女性)

 まず、強度近視の説明から始めます。近視という状態は、近くは見えますが遠くが見えにくい屈折の異常です。強度近視というのは、近視が強い方で、正確には-6ディオプター以上の近視の方を言います。裸眼では、眼前の約17cm以内に物体を近づけないとはっきり見えない状態です。通常この強度近視の原因は眼の長さ(前後径)が長くなってしまうことによります。この形の変化により様々な眼疾患が起こりやすくなると言われます。正確な頻度は私にもわかりませんが、網膜剥離、緑内障、白内障、眼底出血、黄斑変性などの病気が出やすくなります。どの病気も進行すれば失明につながることがありますので、その先生が言われるように気をつけておくべきです。まず、眼に異常を感じたら先延ばしにしないで速やかに眼科を受診することです。特に中年以降(40歳過ぎ)の強度近視の方は自覚症状がなくても一度眼科を受診して、眼の疾患がないかどうか調べることをお勧めします。日本人の場合には強度近視でなくとも40歳過ぎの方には20人に1人程度緑内障の方が見つかります。一度受診して問題ないと言われましたら、その先生のお勧めの方法で検診をされていけば良いかと思います。その上で、眼の病気が出易いことを忘れずに、何らかの症状が出たらすぐに眼科受診してください。また、もしお子さんがいらしたら、子供の頃から強度近視にならないように、近視の進行を予防するような対策を講じておきましょう。これについては、このQ&AのNo.53、69を参考にしてください。

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