医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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104.単純ヘルペス感染症 201601

104.単純ヘルペス感染症 201601

 先日右目が少し痛くて充血し何と無く見えにくくなりました。近くの眼科を受診すると、角膜ヘルペスと言われました。昔からまぶたにブツブツが時々起きることがあり、ヘルペスと言われていましたが、角膜にできたのは初めてです。一生の病気になってしまう場合もあると言われ心配です。どんなことに気をつければ早く治りますか?(34歳女性)

 単純ヘルペスウイルスは、大人になるまでに多くの方が不顕性感染(病気を発症せず自覚しないままに病原菌が身体に入り込んでいる状態)をします。昔から「熱の吹き出し」などと呼ばれ、口の周りにできる少し黄色い小水疱の集まったものです。口の周りにできる方は口の周りに、瞼にできる方は瞼にというように、同じような場所にできることが多いのですが、時に違う場所にできることもあります。角膜自体が侵された状態を角膜ヘルペスと呼んだり、ヘルペス性角膜炎と呼んだりします。口の周りや瞼の場合には仮に放置したとしても、それほど重症になることは少なく1〜2週間で治っていきます。跡が残ることも少ないです。しかし、角膜に及んだ場合には、早期にしっかり治療するべきです。角膜の比較的浅い部分でのみ炎症が起きている場合には、特効薬に反応して早く良くなることが多いですが、時には角膜の中の方にまで炎症が及んでしまうことがあります。この場合には治療も長くなり、かなりの後遺症を残すことになります。また、眼球の中に炎症を起こすこともあります。角膜ヘルペスは再発することもよくあります。顔の神経節に潜んでいて、風邪をひいたり寝不足が続いたりして免疫能が落ちた場合に発症すると言われています。その都度治療が必要となります。早く治すには眼科に通院して適切に治療してもらうことと、免疫力を落とさないように生活することが大切です。帯状疱疹による角膜ヘルペスもあります。これについてはこのQ&AのNo.91をご参考にしてください。

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