医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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99.老視とは 201508

99.老視とは 201508

 43歳のサラリーマンです。以前から目だけは自信があって、何処もかしこもよく見えていました。私の体の中で唯一の自慢だったのですが、最近パソコンを見ているとすごく疲れて、しばらくすると見えなくなってきます。眼科を受診したところ、老眼と言われました。年だということでしょうが、老眼というのは本当のところどういう状態なのでしょうか。普段からメガネをかけたほうが良いのでしょうか。(43歳男性)

 老眼とは医学用語では老視と言います。老視はおっしゃる通り中年期以降に生じる目の変化の一つです。具体的には調節力の低下です。私たち人の目は、近視や遠視・乱視などの屈折異常の無い場合、正視と言って遠方は何の力も必要とせずによく見えます。これに対して、近くを見る時には水晶体という眼をカメラに例えた場合のレンズに相当する部分を厚くさせます。これを調節と呼びます。調節力をできるだけ使って眼に最も近くの物体を見る場合、最高に近くを見ることが出来るのは10歳位と言われています。つまり調節力は小学校高学年以降落ちる一方です。通常の読書をする距離おおよそ眼前30cmを見えなくなるのが40歳ごろです。この手元が見えなくなった時期を老視と診断をします。わかりにくいのは、屈折異常がある場合です。調節力の低下は、眼鏡などで屈折異常を矯正した状態の時の近くの見え方で測定します。近視があると眼鏡を外すと近くが見えますので、見かけ上は老視が無いように思いますが、そうではありません。老視は誰にでも起こる老化現象の一つですから、上手に対処しましょう。ご相談者の場合には、正しく眼科を受診されて診断されていますから、眼鏡については主治医の意見に従ってください。正視である場合には、普段から眼鏡をかける必要はありません。近業を行う場合にのみ使用すればよいです。もちろん、近くをみたり遠くを見たり、一瞬にして見るべき位置が頻繁に変わる場合には、累進屈折力レンズや二重焦点レンズといった、遠近両用レンズもご使用になると便利だと思います。このQ&A8「近視と老視」もご参考にしてください。

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