医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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91. 帯状疱疹 201412

91. 帯状疱疹 201412

 68歳になる私の父のことです。先月、右目の上から頭の上の方、そして後頭部までピリピリ痛くなって、近医を受診したところ「帯状疱疹」の可能性があるからブツブツが出てきたらすぐに来院しろということでした。数日してブツブツが出てきて案の定「帯状疱疹」で、飲み薬が始まりました。しかし夜眠れないほど痛いといいます。もう飲み薬が終ってしまったのですが、いつまでこの痛みは続くのでしょうか?何か気を付けることはありますか?(38歳女性)

 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスという微生物が起こす病気です。子供の頃にかかる水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスです。このウイルスは水疱瘡に罹患した後、治っても体の中に潜んでいます。大人になってから何らかの誘因でそのウイルスが再び活動して起こる病気です。ピリピリチクチクした痛みが出てきてから、皮疹(赤と黄色が混じったような水疱を伴うやや大きめのブツブツ)が出現します。顔や頭に出る場合や、胸や背中、腰回りに出る場合があります。神経節に沿って皮疹が出るので、どの場所に出ても右側か左側かのどちらか片側のみに出現します。風邪をひいたなど免疫力が低下した時や高齢者(60歳以上)などに罹りやすいです。そういう意味ではどなたでもかかる可能性がある病気です。治療は発症後出来るだけ早期に抗ウイルス剤の内服をします。重症の場合には点滴をすることもあります。皮疹に対しては、抗ウイルス剤の軟膏を塗ります。痛みは、皮疹が無くなってもかなり長い間続く場合があります。3か月以上長く続く場合にはペインクリニックなどで痛みの管理をしてもらうことも有用です。発症時に、顔面神経の麻痺を併発することが時にあり、ハント症候群と呼ばれ注意が必要です。稀には角膜に潰瘍を作ることがあり、永久の視力障害の原因となることがあります。眼に異変を感じた場合には眼科医療機関も受診してください。患部の清潔を心掛け、過労を控えてください。水疱瘡に罹患していない児童には伝染の危険がありますから、接触をお控えください。

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