医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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60. 再発性角膜びらん 201205

60. 再発性角膜びらん 201205

 先日、朝方右眼に激痛がして、眼科を受診すると「再発性角膜びらん」と言われました。半年前ごろに、植木いじりをしていた時に右眼のくろめを傷めたことがあったのですが、主治医の 眼医者さんは、これが原因だということでした。実は、今回が3度目なのです。こすったりぶつけたりなど全く何もしていなかったのに、急にくろめがえぐれてしまうものなのでしょうか。 その日は眼帯をして帰り、今は目薬をつけています。当日はものすごく痛くてたまらなかったです。何か予防法はないのでしょうか。(40歳、男性)

 再発性角膜びらんは、植物の葉や紙片、手指、爪などが原因で角膜に傷をつけてしまった場合に、数週間から数ヵ月を経て角膜びらんが再発するものです。このようなケガによるものが 最も多いですが、それ以外にも、角膜ジストロフィー・感染症・薬物障害・糖尿病などの全身疾患によると考えられているものなどもあります。びらんになった角膜が治った状態にあっても、 角膜の内部で接着障害が起きているために、まばたきやわずかにこすれたというような角膜への刺激が引き金になって、角膜がはがれてしまう病気です。通常は初めのケガと同じ部位が びらんになることが多いとされ、夜間から早朝特に起床時にはがれることが多いようです。治療法は、就寝前の眼軟膏点入と角膜保護薬などの目薬を使用することです。軟膏を入れて眼帯を したり、重症例ではソフトコンタクトレンズをつけたままにすることもあります。外科的治療法としては、一度角膜上皮を剥がしてしまう治療が以前からありますが、術後の疼痛が強いです。 また針やレーザーを使って角膜に小さな傷を数か所わざと作って、接着効果を期待するものやレーシックの時に使用するレーザーで角膜を切除する手術もあります。しかしながら外科的治療法は、 この病気の真の原因が不明なこともあり、角膜ジストロフィーという病気や糖尿病角膜症などで広範囲で難治性の場合に限られます。予防方法として確立されているものはありませんが、 再発予防には1ヵ月以上の軟膏点入が有用とされています。

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