医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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53. 近視の予防法はありますか? 201110

53. 近視の予防法はありますか? 201110

 息子は小学校4年生なのですが、近眼がどんどん進んで困っています。2年生でメガネをかけ出して、1年前も2年前もメガネを作り変えたのですが、今年も学校健診でひっかかり、 用紙をもらってきました。メガネをかけても右C左Cとなっています。どうしたらよいでしょうか。近眼が進まないようにするために気をつけることはありますか。毎日のように コンピューターゲームをやっています。いくら注意してもやめません。やはりこれがいけないのでしょうか。(40歳女性)

 以前に「仮性近視(No.29)」に書きましたように、近眼の本当の原因はわかりません。ただし、一般的には遺伝要因が70%ほどで、環境因子が30%程度と 言われます。やはり、近くを見て行う作業(ここでは近業と呼びます)が多いと、近視を進める可能性があります。また、強すぎるメガネをかけると近視を進める原因になります。 まず偽近視がないかどうか(No.29参照)を診断してもらい、適切なメガネを作ることです。現在装用中のメガネでよいかどうか判断してもらい、必要に応じて作り変えてください。 近視のメガネは、遠方を見易くするためのものですから、度数にもよりますが近業をするときに裸眼で見えているなら、常時かけさせる必要はありません。遠くを見ることが必要な 場合のみの装用がよいでしょう。また、家での勉強やゲームなどの近業の場合には、30分に1回の休憩をさせて、その時には遠くの景色や星などを眺めさせるとよいです。この場合、 遠くをぼんやり眺めるのではなく、遠くのもの(裸眼で見て判別できるかどうかぎりぎりのもの)をしっかりと見つめていることが大切です。また、昔から言われているように正しい 姿勢や明るさも大切で、本やゲーム機器に極端に近い姿勢にならないように指導してください。暗すぎて見えにくいと結局は距離が近くなってしまいます。やはり、ゲームや漫画などは、 できるだけ時間や曜日を決めるなど制限することが良いと思います。高齢者がかける老眼鏡のように近くを見易くしたメガネを、近業時にかけさせる方法があり、いくつかの国で大規模な 調査も行われましたが、現実には近視の進行を予防できるほどの効果は無いようです。

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