医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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45. 目の応急処置その1(異物) 201101

45. 目の応急処置その1(異物) 201101

 先日、目にきりこが刺さりました。仕事上時々刺さってしまうのですが、今までは目を強くつぶったり、こすったりして取れていました。今回は全然取れずに、ごろごろしていました。 爪楊枝で取ろうとやってみたのですが、うまく行かず、痛みが強くなってしまいました。眼科に行ってとってもらったのですが、まだ、痛みがあります。日頃からよく入ってしまうので、 自分で取る場合にはどのようにすればよいでしょうか。また、応急処置としてはどうすればよいでしょうか。教えてください。(23歳男性)

 キリコつまり金属などの削りかす、多くの場合は小さな鉄片異物が、入ってしまう時のことですね。自然に排出されない場合には、角膜(くろめ)上に突き刺さっているか、 まぶたの裏側に刺さってしまっていることが多いです。できれば眼科を受診して、正しく診断してから摘出してもらうことに越したことはありませんが、やむを得ない場合には 洗眼をお勧めします。薬局で売っている生理食塩液を、寝ている状態で、角膜上から流してください。ドボドボ流してしまうイメージです。その後は、抗菌剤の目薬をさしておき、 可及的速やかに眼科を受診することです。深夜で眼科の救急医療機関がなく、薬局も開いていない場合には、水道水をゴムホースからかけることで生理食塩水代わりに使用することも 可能です。しかし、水道水を長い時間(数分以上)目に入れ続けますと、角膜に傷がつきますので、やむを得ない場合のみと考えてください。異物の勢いが非常に強い場合には、 角膜を貫いて眼球内に入ってしまう場合もあります。この場合には、目を洗うことでかえって怪我を重症化させる危険があります。爪楊枝など道具を使って取ろうとはしないでください。 鉛筆の先端や楊枝の先端で眼を突くと、角膜を穿孔してしまうことがあります。鉄片異物を角膜の中央部分に刺してしまうと、摘出しても一生視力が改善しない場合があります。 異物が眼に入る可能性のある作業をするときには、必ず防護メガネを着用してください。また、異物が角膜に刺さっている場合には、速やかに摘出してもらうようにしてください。 時間が経ちますと錆が角膜内に浸潤していき、摘出時の侵襲が大きくなります。摘出前後は冷やした方が痛みは少なくて済みます。温めたり、飲酒したりすることにより強い痛みになる ことがあります。

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