医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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44. 目のマッサージ 201012

44. 目のマッサージ 201012

 私は眼が疲れたり、少し痛かったりするとよくマッサージをします。眼を閉じておいて眼球の上から眼を揉みほぐしたり、撫でるようにするものです。マッサージをすると気持ちが 良いですし、何となくよく見えるようになった気がします。友人にそのことを話したら、やめた方が良いのではないかと言われました。眼のマッサージは疲労回復に良いと聞いたことが ありますが、あまり良くないのでしょうか。教えてください。(47歳女性)

 私たちのご存知のように人間の眼球は2~3cmほどの直径をしています。小さいながらこのスペースに、見えるための微細な構造を収めています。したがって、わずかな形態状の変化でも 病気を誘発する恐れがあります。まず、眼球を圧迫しますと、眼内圧が上がります。それにより眼圧が一時的に高くなりますから、緑内障を持っている方は悪化させる危険があります。 また、眼底にある血管の循環が悪くなる可能性もあります。痒みのため頻繁に眼をこするアトピー性皮膚炎では白内障や網膜剥離になり易く、その原因はこするためと考えられています。 ですから頻繁なマッサージにより白内障や網膜剥離になり易くなる可能性があると思います。さらに、眼心臓反射といって、眼球の圧迫により心臓の働きが抑制されて徐脈(脈が 遅くなること)になります。つまり、眼球をマッサージすることで病気を誘発する場合がかなりあると思われます。絶対にしないでください。ただし、眼科医からの指示で目の マッサージをする必要がある場合を除きます。これは、治療として眼球マッサージをしなければならない病気、例えば網膜動脈閉塞症や緑内障の手術後で必要な場合などがあるためですが、 比較的まれな状態です。一方で眼の周りにはツボがたくさんあると言われます。眉毛の所や頬骨の上の部分はマッサージしても良いです。骨の上の所です。骨のすぐ上の部分は マッサージしても良いと思いますが、その内側で眼球に圧力がかかるようなマッサージは、医師の指示以外では行わないで下さい。

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