医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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39. 目薬の基礎知識 201007

39. 目薬の基礎知識 201007

 先日、目やにがひどくなって眼科を受診した時に、目薬の使い方について叱られました。1年前に受診して結膜炎と言われて処方された目薬を、かなり余っていたので、 時々使っていたのです。まだ余っているのですが、これを使ってはいけないのでしょうか?今までは、目やにが出るとこれを使って、よく効きました。娘の眼が赤くなった時にも 使ってみたらよくなおりましたし、もったいないと思います。(45歳女性)

 目薬の基礎知識についてお話します。通常1本の目薬には5ml入っていて、これは約100滴分あります。1滴は50μlです。眼の中に入る量は30μlとされていますから、 正しく目に入れば1滴で十分に効く量です。 多くの目薬には防腐剤が含まれていますのである程度は腐りませんが、点眼によって涙が逆流したり、先端がまつ毛についたりすることから汚染されていきます。したがって、 開封前は正しく保管していれば裏側に記載されている消費期限まで問題ありませんが、開封後は1ヶ月以上になったら破棄することをお勧めします。目薬の種類によっては、 1週間ほどで効果がなくなるものや2.5mlしか入っていなもの、15mlも入っているもの、使用前に粉を溶かして作製するもの、使用直前によく振る必要があるもの、 冷蔵しておかないといけないものなど色々あります。また、飲み薬と同じように病気によって使用する目薬が違います。ですから自己判断で目薬を使うと病気を悪化させたり、 病気を新たに作ったりしてしまいます。抗菌の目薬はかなり濃度の濃いものが多く、最近の抗菌点眼剤はよく効きますが、2週間も同じ目薬を使うと耐性菌が生じるとされています。 正しく使用していても副作用が起こることもよくあります。緑内障の目薬では、まぶたが黒くなったりまつ毛が長くなったり、喘息を悪くしたり心臓を悪くするものもあります。 ステロイドの点眼では、緑内障になってしまったり感染症を誘発したりします。アレルギーの目薬では眠くなったりすることもよくあります。眼表面は非常にデリケートですから、 目薬を使うことでくろめやしろめの表面に傷がついてしまうこともよくあります。ですから目薬を使用している最中は、必ず眼科医の診察をお受けになってください。

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