医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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21. くろめにできもの 200811

21. くろめにできもの 200811

 翼状片は、よくある良性疾患です。多く見られるのは鼻側の眼球結膜(しろめ)から、角膜(くろめ)の中央に向かってのびる三角形様の血管が入ったできものです。 瞼裂班というしろめのできものが大きくなっていって角膜に侵入してくるものもありますが、多くの場合は原因不明です。紫外線との関連や粉塵などの機械的刺激が誘因として考えら れており、戸外で陽を浴びることの多い仕事をする方に多く見られます。角膜異物などのケガや病気のあとにできるものは偽翼状片として区別されます。良性の変性疾患ですから 誤診がない限り悪性化することはないと思います。逆をいえば鑑別疾患として悪性腫瘍のこともまれにはありますし、経過観察は必要です。放置しておいて治ることはまずありません。 通常は、数年から数十年を経て角膜中央に進展します。瞳孔領(瞳の真ん中)近くに及ぶと視力が低下します。視力が低下してから手術するのは少し遅いと考えます。切除したところにも 白い瘢痕が残ることがあり、視力障害が永久に残ってしまう場合があるからです。手術自体は難しくありませんが、再発することが時にあります。報告者によってまちまちですが 10~40%程度です。ある程度経過観察した後に、どうしても気になるようであれば、切除してもよいと思います。まずは、しばらくの間信頼できる先生に経過観察していただくのがよい でしょう。抗炎症剤などの点眼で、充血が引いているとあまり目立たないこともあります。

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