医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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20. まぶたのピクピク 200810

20. まぶたのピクピク 200810

 1か月ほど前から、右側の上まぶたがピクピクけいれんします。疲れた時になるように感じます。左はなりません。長く続く時もありますが、気づくと止まっていたりします。 原因は何でしょうか。顔面神経麻痺なのですか。痛みはないのですが、最近パソコンをしすぎたせいか、視力が下がったように思います。眼科に行った方がよいでしょうか。 簡単に止める方法はありますか。(27歳女性)

 眼瞼けいれんのようです。まぶたの筋肉が、意志とは関係なくピクピクけいれんしてしまうものです。多くの場合は、原因は不明です。顔面神経麻痺とは全く違う病気です。 小児の場合には、チックやヒステリーなどの心因反応が原因の場合があります。他には、角膜や結膜の異物や傷など何らかの刺激感が原因となる場合もあります。薬剤の副作用の 場合もあります。片側性の顔面のけいれんに伴うものもあり、これは表情を作る顔の筋肉を動かす神経が、脳内の血管に圧迫されて起こるとされますが、時に脳腫瘍や血管のコブなどが 原因となっている場合があります。いずれにしても、眼科と神経内科を受診して原因を調べることがよいと思います。原因が見つかればそれに対する治療を行い、原因不明の場合には 経過観察することが十年前までは多かったように思います。近年はある薬剤を注射することによって、劇的に改善することが知られています。ボツリヌス毒素と呼ばれるものです。 名前から想像すると特殊な治療のように思いますが、心配ありません。重篤な合併症も報告されておりますが、頻度的には稀であり、米国では、特発性眼瞼けいれんの場合には、 他の治療に先行してまず行われる治療となっているそうです。3~4か月に1回打ち続けなければならない方もいますが、初期にこの治療をすると完全に症状が出なくなってしまうことが 報告されており、私自身も経験があります。まずは、正しく診断をしてもらい、適切な治療をお受けになることをお勧めします。

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