医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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19. 親の白内障手術いつにする 200809

19. 親の白内障手術いつにする 200809

 母親から、通院中の眼科で白内障の手術を勧められたと、相談されました。同居していませんし、その眼科の先生から詳しく聞いていませんのでどの程度なのかよくわかりませんが、 受けさせるべきでしょうか。視力がどれくらいになったらしてもらうべきでしょうか。高血圧や何かで内科にも通院していて、薬を飲むのが大変だといっていますが、 見た目は健康そうな69歳です。私が聞くとそれほど見えにくいとは言っていないのですが。(44歳娘)

 白内障は、お年をとればどなたでもかかる病気で、目の中の水晶体という光を集める組織が混濁します。先天性や薬剤性などもあり、赤ちゃんにもおきる病気ですが、 一般的には高齢者に多いです。手術時期は高齢者の場合には、他の眼の病気のために白内障の手術をしなければならない場合を除くと、本人がどのくらい日常生活で困るかで 決めるとよいと思います。例えば、現在の日常生活であまり不自由を感じていなければ手術を受けるのは1カ月延ばしにして、あわてる必要はないと思います。 運転手さんなどで雨の日の矢印信号が見えないなど、職業上支障をきたす場合には、逆に視力が(1.0)以上あっても、手術を早くした方がよいと思います。白内障の手術は 10年以上前と比べて合併症の少ない、短時間で終わる手術となっていますので、寝たきりの方や全身的には重症の病気をお持ちの方でさえも、行われるようになっています。 ですが、眼の中をいじる手術であることに違いはなく、手術さえしなければ少しは見えていたのにと思うような、予期せぬ重篤な合併症が手術中もしくは手術後に起こることも 頻度は稀ですがあります。まず、お母さまがどれくらい不自由に感じているかを具体的に聞いてみてください。正しいメガネをかけても新聞の字が読めないとか、 好きな趣味がやりにくいかどうかなどです。担当の先生にも、他の病気が関係するから早くやるべきなのかなども、詳しく聞いてみてお決めになるのが良いと思います。

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