医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

TEL.052-613-4001   〒457-0808 名古屋市南区松下町1丁目1番地

15. 眼の打撲 (どの程度のぶつけ方なら眼科受診すべきでしょうか) 200805

15. 眼の打撲 (どの程度のぶつけ方なら眼科受診すべきでしょうか) 200805

 子供の眼の打撲のことで教えてください。7歳と4歳の子供がいるのですが、兄は少年野球をしていてよく目をぶつけます。先日グローブが当たったそうですが冷やしただけで 放置していたら次の日見えにくいと言い出したので、眼科受診させました。眼の中に出血しているといわれ、かなりの重症でした。すぐ受診させるべきだったと反省していますが、 子供ですからよく目をぶつけることがあります。どの程度のぶつけ方なら受診させる必要があるのか教えてください。(36歳母)

 大変よい質問です。基本的に強く眼をぶつけた場合には早めに眼科を受診したほうがよいと思います。私のいる名古屋市では教育委員会と学校医(眼科)会の決め事でそのよう に勧めています。鋭利なものではなく鈍的に眼をぶつけた場合には、外見上なんともなさそうに見えても瞳の周りが傷ついて眼の中に大量に出血したり、水晶体という組織 (カメラで例えるとレンズの部分)がずれてしまったり、眼底(眼の底の部分、カメラに例えるとフィルムに相当する部分)に穴が開いたり出血したりします。眼の中に出血すると 多くは見えにくくなりますし、安静が必要になります。また、眼球内には重度の障害がなくても打撲によって、眼の周りの薄い骨が折れることがあります。この場合は眼を動かすと 痛かったり、二重に見えたり、ぶつけたのは眼だけのはずなのに鼻血が出ることがよくあります。この怪我の場合は鼻をかむと症状が悪化しますので、ご注意ください。ほかには、 まゆ毛の外側を強打した場合には、視神経の周りの骨に影響して極端に視力が低下してしまうことがあります。外傷性視神経症といいますが、薬物治療や時に手術などの治療をすぐに 始めないと永久の視力障害が残ることがあります。子供に限らず、眼をぶつけて痛むときや見えにくいときもしくはかなりまぶたが腫れたときなどは、早めに眼科受診をお勧めしますが、 中でも見え方がおかしい場合(ぶつける前より見えにくいときや両目で見ると二重に見えるときなど)は可及的速やかに医療機関を受診してください。

« »