医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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7. 緑内障が心配です 200706

7. 緑内障が心配です 200706

 先日、眼が乾いてドライアイのような気がしたので、眼科を受診しました。やはりドライアイだったのですが、そのとき、医師から緑内障の疑いがあると言われて、 次回に緑内障の精密検査をするように勧められました。眼圧は高くありませんでしたし、見にくいことはないのですが、精密検査を受けたほうがよいのでしょうか?(42歳女性)

 緑内障には、いろいろな病形があるのですが、最も多いのがご質問者のように眼圧が高くなく、自覚症状に乏しい、正常眼圧緑内障と呼ばれるものです。15年以上前は、 眼圧が高くなること(眼が硬くなること)が緑内障の基本と思われていましたが、そうではなくなりました。40歳以上の方では、最近の統計によると20人に1人が緑内障であると 言われています。初期には眼の異常をまったく感じないため、別のことで眼科を受診して偶然発見されるか、人間ドックの眼底写真で異常を指摘され発見される場合がほとんどです。 緑内障は、気がつかないうちに視神経が障害を受けて、見える範囲(視野)が次第に狭くなってくる病気です。視野障害はかなり進行しないと自分で気づくことはありません。もちろん、 急激に眼圧が非常に高くなり、視力が低下し、数日放置すると失明してしまうような急性緑内障やその他の緑内障も、頻度は少ないですがあります。緑内障の精密検査として、 最も重要なものは眼底検査です。散瞳(目薬で瞳を拡げる)して詳しく視神経の状態や網膜の状態を調べます。また、視野検査や再度の眼圧検査、隅角検査も重要です。 緑内障と診断されても、すぐに失明してしまうことはありません。多くの場合には、目薬の治療で進行をとめることができます。複数の目薬や飲み薬、レーザーの治療などによっても、 進行を食い止められない場合には手術治療をする場合もあります。注意すべきことは、おきてしまった視野障害はどんな治療をしても取り戻せないことです。早期に診断して、 早期に治療することによって進行しないようにすることが重要です。ご質問者の場合も、是非早めに検査をお受けになることをおすすめします。

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