医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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1. 花粉症と眼薬(お兄ちゃんの目薬、もらっても大丈夫?) 200703

1. 花粉症と眼薬(お兄ちゃんの目薬、もらっても大丈夫?) 200703

 私の息子(兄弟:5才と3才)の眼のことでお尋ねします。先日上の子に、くしゃみが連発して鼻水が出て眼が赤くなり涙が出たので病院を受診したところ、花粉症だと言われました。 そのとき、内服薬と点鼻薬それに目薬をもらい、つけていたら少しよくなりました。しばらくして今度は、下の子が同じように赤くてなみだ目になりました。鼻の症状はあまりないの ですが、上の子にもらった目薬をつけても問題ないでしょうか?(37歳主婦)

 基本的には、あまり良いことではありません。どの診療科を受診したかがわかりませんが、耳鼻科や小児科を受診して、抗アレルギーの目薬をもらうことがよくあります。 このお子さんの場合には、症状が改善していることから、花粉によるアレルギー結膜炎であった可能性が高いと考えられます。しかし、同じように充血して涙が多い場合に、 アデノウィルス結膜炎などの伝染性疾患やぶどう膜炎という炎症の病気であるなど、異なる病気の場合があります。アレルギー結膜炎でないのに、抗アレルギーの目薬を使っても 効かないと考えられますし、診断を難しくさせるばかりか、有害になる可能性もあります。また、使用中の目薬には、使用した人の結膜の常在細菌が入り込んでいる可能性があります。 その常在菌は別の人にとっては、有害であることも想像されます。病気が同じであったとしても自分以外の人が使用したことのある目薬を使うことはよくないと言えます。 また、アレルギー結膜炎でステロイドの点眼薬が処方されている場合があります。この場合にはステロイド薬に反応して、眼圧が上がり、点眼薬による副作用としての緑内障が 起こっていることがあります。ステロイドの点眼を使用している場合には、定期的に眼圧を測定しておく必要があります。同じような症状に見えても、正しく診断してもらい、 病気にあった自分自身の治療薬(目薬)を処方してもらうことと、治療中は定期的な観察が重要です。

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