医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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137. 結膜結石とは?  201811

137. 結膜結石とは?  201811

  少し前に右目がゴミでも入っているようにゴロゴロと痛くなりました。近くの眼科を受診すると、結膜結石と言われ、何個か摘出してもらいました。目の中に石が出来ていたなんてびっくりしました。特別目の病気をした記憶はないのですが、いつの間にできてきたのでしょうか。その先生は、またできるかもしれないと言われましたが、完治しないのでしょうか。(62歳、女性)

 結膜結石というのは、結石と名前が付いていますが、カルシウムは含みませんので、本当の石ではありません。結膜の表層にある凹みが、慢性炎症に起因してある種の細胞が蓄積したり老化したりすることなどによって、偽の腺管構造を作ります。そこに脱落した上皮細胞や粘液などが蓄積して固まったものです。見かけ上は黄色から白色の砂粒状に見えて、単独の1つのものからいくつもつながって多数形成することもあります。これが結膜結石です。何らかの拍子に結膜表層を突き破って眼球側に突出します。すると角膜にあたりますので、砂粒が入っているのと同じように異物感が出現します。できてしまった結膜結石を溶かしてしまうお薬はありません。したがって、症状がある場合には摘出するほうが良いです。ただし、症状がないものは粘膜の下にいるので、自分の目で鏡を通して見えていたとしても摘出する必要はありません。結膜結石ができる背景には慢性の結膜炎などで炎症が続いている場合が関係しています。平常はその背景疾患に対して治療をしながら、粘膜を突き破って出てきた場合に摘出していけばよいと思います。一度摘出した後、生じなくなる方もいますが、たびたび摘出しなければならない方もいます。生じる原因を推測して治療することも大切です。

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