医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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125. はやり目の感染予防  201710

125. はやり目の感染予防  201710

   小学校6年生の息子がはやり目と言われました。どこでもらってしまったのでしょうか? 学校へ行かずに自宅で目薬を点けています。家族にも感染すると言われて、タオルは別にしています。他にはどんなことに気をつければよいでしょうか。(40歳、母)

 はやり目は、アデノウイルスという病原微生物の感染で、日本全国いたる所で時に集団発生します。手指などを介して患者さんの涙がつきますと、乾いた局面でも2週間ウイルスが生き続けるという報告や、濡れ雑巾などでは1ヶ月以上、感染源となりうるという報告があります。とても強いウイルスです。盛り場へ行かずに自宅療養するのは、感染を広げないようにするためですが、友人知人をご自宅へ呼ばないようにしてください。患者さんが眼を触った後に手をよく洗い消毒することも大切ですが、お家の中はウイルスが巻き散らかされていると考えていただき、ご家族もご自分の手を通じて感染する危険があると認識してください。洗顔やお化粧などの前には、よく手を洗って消毒をしてからにしてください。タオルの共有はやめ、紙タオルなどの使い捨て製品を使用してください。患者さんの涙がついてしまったところは、熱湯をかけてください。このウイルスは100度のお湯であれば5秒で失活すると言われます。65度程度のお湯であれば5分ほどつけてください。熱湯をかけられないところは拭けるところであれば、70%以上の濃度のエタノールで拭いてください。一度乾いてからもう一度拭く、いわゆる二度拭きが良いとされています。患者さんの入浴はご家族の最後にして、バスタブのお湯は廃棄して、乾いた布で拭き上げてからアルコールを噴霧してください。もしくはなるべく熱いお湯をかけ続けるのも効果があると思います。日光消毒も効果はあるといわれますが、不確実と思われます。重症の場合には、完治するのに1か月以上かかる場合がありますが、後遺症はほとんど残さずに必ず治りますので、安心してください。

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