医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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124. 白内障手術を受けるときに考えること  201709

124. 白内障手術を受けるときに考えること  201709

   白内障の手術をするかどうか迷っています。以前から近くの眼科に通っています。読書が好きなのですが、文庫本がメガネをかけても少し見えにくくなって来ましたので、手術を受けようと思い予約しました。ピントがどうのこうのと言われ、どうしたら良いか分からなくなりました。日常は、メガネをかけていません。読書や新聞を読む時、必要な時には老眼鏡を使っています。(65歳、女性)

 白内障の手術を受ける際の考えるポイントを、記載します。
1)まずいつ手術をうけるべきか?
日常生活で困ることがなければ慌てる必要はありません。慎重に考えてください(緑内障や他の病気のために、やりたくなくてもすぐに受けなければならない場合もあります)。ご自分の現在の目にあった眼鏡を使っていても見えにくくて困ることがあれば、手術を受けることが望ましいです。 
2)術後に全く眼鏡を使いたくない場合
多焦点眼内レンズを使うかモノビジョン法という左右眼のピントをずらすやり方のどちらかを選ばなければなりません。手術代金も大きく違いますし、どちらの方法も適さない方もいますので、詳しい説明を聞いてください。
3)裸眼で見やすいところはどこになるのか?
2)の方法を選ばない場合には、裸眼では見やすい距離と見にくい距離ができ、眼鏡をかけずに遠くから近くまで良く見えるようになることは通常ありません。つまり手術後は、裸眼で見やすい距離以外は眼鏡を使わねばなりませんので、じっくり考えてください。 
4)白内障以外の病気はあるのかないのか。
あればどのような状態なのかを把握する。手術時に合併症が出やすい眼病が基礎にあれば、少し先に伸ばした方が良いこともあります。逆に急がねばならないこともあります。一方眼底疾患など、眼底の病気を治療するために白内障手術をした方が良いこともあります。
 白内障手術と言えども、100%うまくいくわけではありません。5000人が白内障手術を受ければ、一人くらいは、手術しなければこうはならなかったという術後の状態に不満を訴える患者さんもいらっしゃいます。利点と欠点を天秤にかけ、納得のいくまで担当の先生のお話をお聞きした上で、手術時期や手術後のピントのことを考えてください。わかりにくいこともありますので、手術前の説明を受ける際にはご家族に付き添っていただくことをお勧めします。

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