医療法人とつか眼科

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122.コンタクトレンズの洗浄消毒剤  201707

122.コンタクトレンズの洗浄消毒剤  201707

   ソフトコンタクトレンズが原因でひどいアレルギー性結膜炎になってしまいました。2週間交換タイプのものです。コンタクトを中止して目薬をさすことになったのですが、消毒方法についても指導されました。洗浄も保存もそれ1本で済むものでは無く、錠剤を入れて行う面倒なタイプのものを勧められました。コンタクトレンズの消毒はどれが良いのでしょうか? (28歳女性)

 その先生がおっしゃる通りです。最近では、ハードコンタクトレンズ(以下HCLと略します)よりもソフトコンタクトレンズ(以下SCLと略します)装用者の方が圧倒的に多くなりました。1日使い捨てのSCL以外のCLでは、HCLであってもSCLであっても洗浄消毒が必要です。こすり洗いが不要かのように宣伝している洗浄保存液も目にしますが、CLの保存・消毒にはこすり洗いは必須です。手指による機械的な洗浄は丁寧に必ず行ってください。また、ご質問にありますような、洗浄保存液もそれ1本で済むタイプのもの(マルチパーパスソリューションと呼びます)は消毒効果が弱いことがわかっています。CL装用者に多い重症の感染症として恐ろしいのは、アカントアメーバです。アカントアメーバ角膜炎では、治癒しても重度の後遺症を残すことがしばしばあります。そうなりますとCLをしてもメガネをしても一生元通りに見えるようにはなりません。洗浄消毒剤としまして、過酸化水素を利用するものもマルチパーパスソリューションよりは消毒効果が高いですが、大部分の微生物やアカントアメーバにもより有効とされるのがヨードという消毒薬を利用するタイプのものです。黄色の液体が消毒作用を持ちます。錠剤にこの成分が入っていたり、溶液のヨード剤を錠剤で無毒化したりするものがあります。HCL、SCLともこれをお勧めします。

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