医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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41. 眼痛時は温めるべきか冷やすべきか? 201009

 先日、目が痛かったので温めていました。少しも痛みが引かないばかりか、もっと痛くなったので、眼科を受診したところ麦粒腫といわれました。眼科医から冷やした方がよいと 言われました。私は腰痛持ちで温めるとよくなりますし、目を使いすぎて痛くなったら蒸しタオルをあてておくようなこともしてきました。そのような製品も売られています。 目が痛い時には、冷やした方がよいのでしょうか。それとも温めた方がよいのでしょうか。教えてください。(43歳男性)

 患部を温めたり冷やしたりすることを、温罨法・冷罨法と呼びます。古くからある民間療法ですが、現代の西洋医学的には、必ずしも確かなエビデンスを出しにくいところだと思います。 大雑把にいえば、温めることによる効果は、血管が拡張して血液の循環がよくなることです。ですから、急性期の炎症性疾患は悪化する可能性があると思います。 麦粒腫は細菌による急性化膿性炎症ですから冷罨法の方がよかったということになります。また、打撲による腫れや痛みの急性期には、冷罨法は非常に効果的であると思います。 角膜びらんのような傷の痛みにも有効です。ただし、慢性的な炎症には温罨法によって新陳代謝が促進されて、改善効果があると考えられる状態があること、また、マイボーム腺梗塞と いう瞼の脂が詰まるような状態では、ホットパックによってよくなることが知られています。では、急性期の炎症性疼痛時には常に冷やせばよいかというと、そうでもありません。 閉塞性の血管炎では、冷罨法により急性期の炎症を抑制する方向にもっていけたとしても、血液の流れは悪くなるように思います。虚血性視神経症という有名な眼の病気では、 側頭動脈炎を合併することがあり、こめかみの痛みが特徴とされます。この場合に痛いからという理由で顔面を冷やせば、重篤な視力障害を助長させる可能性があると思います。 しかし、抗炎症作用により、血管が閉塞しにくくなるかもしれませんし、であるとすれば疾病の予防として良い対症法となりえます。つまりよくわからないということです。 ですから状態によって温罨法がよい場合や冷罨法が良い場合のどちらもがあること、またどちらがよいのかわからないことも多いので、眼痛時に必ず行うべき方法は状態に左右されると いうことです。その都度、担当の医師に聞くのが最善かと思います。

40. 目薬のさし方 201008

 母親が緑内障で眼科に通院していています。次回の受診予約日まで目薬が足らないということで、母親のかわりにもらいに行った際に、主治医の先生から目薬の消費が非常に速いので、 さし方を見るように言われました。母が点眼するところを見ると、目薬の先端がまつ毛にくっついてしまっている感じで、3~4滴以上入れているように見えます。どのように教えれば よいでしょうか。(40歳女性)

 ご高齢の方では、よく起こる問題です。前回の「目薬の基礎知識」で書きましたように、目薬はしっかり目に入れば1滴で十分に効くように設計されています。一度に3滴さすことで 問題が起こるかというと、1滴分以外は外に流れ出てしまうため眼のふちがただれる以外には特に問題ありません。ただ、緑内障の目薬は自費で購入すると考えますと1本2000円~3000円 するものが多いので、もったいないと思います。また、目薬の先端がまつ毛についたり、目のふちにくっついたりしますと、薬自体が汚染されますので、よくありません。目からある程度 離して、うまく1滴させれば問題ないのですが、ここでは“げんこつ法”をお教えします。まず、点眼前に手を洗います。片手でげんこつを作って、顔を上に向けます。 げんこつの人差し指の付け根もしくは近位指節間関節あたりで下まぶたをひきます。もう片方の手で目薬を持ち、げんこつの上に添えて目薬を滴下します。このやり方で、 先端部分は2cm程度は目から離れていると思います。1滴で入らなければ2滴、3滴とたらしてかまいません。ただ、まぶたについてしまった液は良く拭き取ってください。 緑内障の目薬の中には、点眼後5分してから洗顔をしなければいけないもの、冷蔵保存が必要なものがありますので、確認したほうがよいです。また、1日1回で済む目薬も多いですが、 これを1日複数回つけても意味がないばかりか重篤な副作用を起こす物がありますから、1日の点眼回数についてもよくご確認ください。

39. 目薬の基礎知識 201007

 先日、目やにがひどくなって眼科を受診した時に、目薬の使い方について叱られました。1年前に受診して結膜炎と言われて処方された目薬を、かなり余っていたので、 時々使っていたのです。まだ余っているのですが、これを使ってはいけないのでしょうか?今までは、目やにが出るとこれを使って、よく効きました。娘の眼が赤くなった時にも 使ってみたらよくなおりましたし、もったいないと思います。(45歳女性)

 目薬の基礎知識についてお話します。通常1本の目薬には5ml入っていて、これは約100滴分あります。1滴は50μlです。眼の中に入る量は30μlとされていますから、 正しく目に入れば1滴で十分に効く量です。 多くの目薬には防腐剤が含まれていますのである程度は腐りませんが、点眼によって涙が逆流したり、先端がまつ毛についたりすることから汚染されていきます。したがって、 開封前は正しく保管していれば裏側に記載されている消費期限まで問題ありませんが、開封後は1ヶ月以上になったら破棄することをお勧めします。目薬の種類によっては、 1週間ほどで効果がなくなるものや2.5mlしか入っていなもの、15mlも入っているもの、使用前に粉を溶かして作製するもの、使用直前によく振る必要があるもの、 冷蔵しておかないといけないものなど色々あります。また、飲み薬と同じように病気によって使用する目薬が違います。ですから自己判断で目薬を使うと病気を悪化させたり、 病気を新たに作ったりしてしまいます。抗菌の目薬はかなり濃度の濃いものが多く、最近の抗菌点眼剤はよく効きますが、2週間も同じ目薬を使うと耐性菌が生じるとされています。 正しく使用していても副作用が起こることもよくあります。緑内障の目薬では、まぶたが黒くなったりまつ毛が長くなったり、喘息を悪くしたり心臓を悪くするものもあります。 ステロイドの点眼では、緑内障になってしまったり感染症を誘発したりします。アレルギーの目薬では眠くなったりすることもよくあります。眼表面は非常にデリケートですから、 目薬を使うことでくろめやしろめの表面に傷がついてしまうこともよくあります。ですから目薬を使用している最中は、必ず眼科医の診察をお受けになってください。

38. 子供のコンタクトレンズいつから 201006

 小学校5年生の男の子のことです。近眼でメガネをかけています。サッカー部なので、毎日のように練習します。メガネだと危ないので、はずしてやらせています。 ボールが見えにくそうなので、コンタクトレンズをつけようかと考えていますが、何歳ごろから可能でしょうか。どのようなレンズにしたらよいでしょうか。教えてください。(41歳女性)

 コンタクトレンズ(以下、CLと略します)は、政令で定める高度管理医療機器クラスⅢです。クラスⅢとは、不具合が生じた場合人体へのリスクが比較的高い範疇であり、 CLや眼内レンズ、人工呼吸器などが該当します。最近の統計によれば、日本人のCL装用人口は2008年で1,500万~1,800万人ともいわれ、国民の10人に1人がCLを装用していると 推測されています。同じ頃の調査で、CLによる眼障害は10%に生じることがわかっています。即ちCLをすると10人に一人は病気になるということです。CLの眼への影響として重要な ことは低酸素状態になることが挙げられます。慢性的な酸欠状態が続き、気付かないまま角膜障害や結膜炎を起こしていると予想されます。成長過程であることも考え合わせますと、 CLは、小中学生特に小学生にはなるべく使用しないことを勧めたいと思います。何歳と明確には限定できませんが、CLに関する知識を正しく認識できるまでは、装用させない方がよいと 思います。やむを得ない事情があれば、1日交換使い捨てソフトCLをそのときだけ使用する方法をお勧めします。CLによる眼障害を考えますと、メガネで問題なければCLは常につけない方が 眼に良いわけです。ただ、眼障害を起こした患者さんのほとんどが、定期検査を受けていない方達であることもわかっていますから、正しく装用すれば問題ない場合の方が多く、 眼の悪い方にとりましてCLは非常に有用な矯正手段です。総じて、CLを常用するのであれば必ず眼科専門医による定期検査を受け、その都度自分に合ったCLの種類や使用方法を決めて もらう必要があります。また、何らかの症状があれば、必ずCL装用を中止して、様子を見ることが大切です。

37. “さんりゅうしゅ”って 201005

 7 先日、右眼にメンボみたいなものができました。以前はよく左目にできたのですが、今回は痛くありませんし、腫れもたいしたことがなかったので、様子をみていました。 1ヶ月待っていてもよくならず、少し大きくなったので眼科を受診しました。「さんりゅうしゅ」と診断され、目薬をもらいました。 メンボとは違うものと言われました。「さんりゅうしゅ」って何ですか。1週間ほど目薬をつけたのですが、良くなりません。お医者さんからはしばらく様子を見てから 治らなければ手術すると言われたのですが、放っておいてはダメでしょうか。以前メンボを切った時にすごく痛かったので。(30歳男性)

 霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、まぶたにある脂(あぶら)の腺が詰まって溜まってしまったもので、皮膚にできるニキビのようなものです。麦粒腫(いわゆるメンボ)は、 細菌が感染したできものですから、基本的には違うものです。麦粒腫は痛みを伴いますが、霰粒腫はあまり痛くありません。ただ、二次的に感染を起こすことがあり、 この場合には痛くなったり赤くなったりして、麦粒腫と鑑別できなくなります。霰粒腫は目薬で治ることも多いですし、放置しておいても自然に消失してしまうことがあります。 その先生が言われたように、目薬でしばらく様子をみるのがよいでしょう。あまり目立たず手術したくなければする必要はありません。ただ、まぶたの外側や中側に破れることが ありますから、経過はみてもらう必要があります。治療方法としては、目薬以外にステロイドを注射する方法があります。何度もできて切開した方は一度試してみる価値があります。 目薬にしても注射にしても霰粒腫ができてから早期の方がよく効きます。手術は、局所麻酔でまぶたの裏側もしくは皮膚側から、切開して内容物を出します。麻酔がよく効けばあまり 痛くありませんが、感染を起こした急性期では痛いこともあります。通常は後々まで傷口が目立つことはありません。薬物治療でよくならず、長期間経過したもので大きさも目立つものは 手術したほうがよいと思います。高齢者では時に悪性のもの(癌)と見分けがつかない場合もありますから、注意が必要です。

36. めまいの原因が知りたい 201004

 半年前からめまいをよく起こすようになりました。数秒から数分ぐらいなのですが、ぐるぐる回って吐き気したこともありました。血圧のお薬を頂いている内科の先生に診てもらい、 MRIを撮ったのですが、異常なしと言われました。お薬を頂いていますが、よくなりません。ふとした瞬間にめまいを感じ、立っているのが怖くなります。何が原因なのでしょうか? 友人から耳鼻科を受診するように勧められたのですが、まだかかっていません。眼の奥がときどき痛くなるので目からきているのではないかと思っています。教えてください。(48歳女性)

 めまいの原因を特定することは難しい場合がありますね。私自身はめまいを専門とはしていませんが、臨床の現場では半分ぐらいは原因が特定できないのではないかと思います。 めまいと一口にいっても、ぐるぐる回るように感じる回転性のものか、フワフワするような浮動感なのか、立ちくらみに近いような感覚いわゆるめまい感なのかに大別されると思います。 また、持続時間が短いか長いかも鑑別には役立ちます。回転性めまいの大多数は、三半規管や前庭といった内耳の障害と考えられます。これにはメニエール病や前庭神経炎、 良性発作性頭位めまいなどが入ります。ただ、一部には脳血管障害などでも回転性めまいを起こすことがあるので、注意が必要です。非回転性のものでは、小脳失調、メニエール病の 慢性期、薬物中毒などがあります。いわゆるめまい感の場合には、起立性低血圧や不整脈、不安神経症、眼科的疾患などが挙げられます。ご質問者の場合には良性発作性頭位めまいかも しれません。主治医の先生と相談して、神経内科的疾患の鑑別の後、耳鼻咽喉科も受診してみてはいかがでしょうか?その際には、どのような種類のめまいなのか、時間的にはどうか、 どんな時に起きたかなど、今までの症状を説明できるようにしておくことが大切です。それでも原因がわからないようでしたら、眼科や整形外科(頚性めまいというものもあります)も 受診してみてください。眼科的疾患でめまいを起こす病気はあまりないのですが、メガネがあっていない場合や斜視が出た場合にはいわゆるめまい感を感じることがあります。 また、眼球運動をみることは眼科医の仕事の基本ですから、何らかのヒントが得られるかもしれません。

35. 視神経乳頭陥凹って? 201003

 会社の健康診断を受けたところ、目のところでひっかかりました。「視神経乳頭陥凹」と書いてあり、要精密検査となっています。これは何のことですか。病気の始まりでしょうか。 メガネをかければよく見えますし、目は痛くもかゆくもありません。眼科を受診する必要がありますでしょうか?メガネ屋さんはよく行くのですが、眼科は何となく怖い気がして、ほとんど 行った記憶がありません。何か気をつけることがありますか、教えてください。よろしくお願いいたします。(50歳男性)

 これは、健康診断時に行った眼底写真からの診断です。視神経とは、眼球の奥底の網膜(カメラのフィルムに相当するところ)と、脳をつなげる部分で、視神経乳頭は視神経の網膜上の 出入り口です。眼底写真で、あなたの眼の視神経乳頭のへこみが普通より大きかった、という結果です。ですから正確には、視神経乳頭陥凹拡大と表しますが、この所見が見られた場合 には緑内障の可能性がありうるということです。視神経乳頭付近の緑内障性変化としては、陥凹が生理的範囲を超えて大きい、陥凹した乳頭の辺縁部に切痕がある、視神経線維層の欠損が 広い、乳頭出血がある、乳頭周囲網脈絡膜委縮がある、などがありますが、それらの所見のみでは緑内障の診断は困難なこともあります。視野検査や精密眼底検査、眼圧検査、 隅角検査などを行う必要があります。緑内障(このサイトのNo.7をご参考になってください)と聞くと怖い気がしますが、まだ決まったわけではありませ ん。早めに眼科を受診して、緑内障なのかどうかを診断してもらってください。ただ、眼科専門医の診断にても、緑内障という診断を確定できずに緑内障疑いとなることもよくあります。 こういう場合には、いろいろな診断機器を用いて定期的に眼科通院を続けて、早期発見に努めることが重要です。緑内障は、末期になるまで自覚症状が全くない場合が多いです。また、 治療をしても病気の進行を遅らせることはできても改善させることは難しい病気です。つまり症状が出てから診断されるようでは手遅れになることがあります。是非、早めに眼科受診して ください。

34. 物が二つに見えます。 201002

 以前から近視と乱視があって、メガネをかけています。最近、物が二つ見えるときがありました。もう一度見直したところ一つになりました。少しお酒を飲んでいましたし、 明瞭に記憶していないのですが、今は、二つに見えませんし、全く何ともありません。何か病気の始まりでしょうか?以前から頭痛持ちで、よく頭が痛く なります。友人に相談したところ、脳腫瘍の始まりではと言われ、急に心配になってきました。(44歳女性)

 右眼と左眼は、わずかに位置が違うところから物を見ています。このことによって遠近感や立体感を感じるわけです。斜視(Q&A17)が出た場合や、 脳腫瘍や動脈瘤・脳出血など中枢神経系の異常または末梢神経の病気や眼の周りの筋肉の病気もしくは神経と筋肉の間の病気や眼の周りの骨の骨折などで眼球運動障害になった場合、 物が二つに見えるようになります。これを複視といいます。ですから、複視の症状があった場合には、早急に眼科を受診して原因検索してもらうことをお勧めします。複視の中には 乱視などの屈折異常が主因の単眼性のものがあります。この場合には片方の眼だけでみると複視を感じ、両眼で見ると複視はなくなります。この単眼性のものはあまり心配する必要は ありません。まずは、複視を自覚した場合に、片眼ずつ隠してみてください。また、普段メガネをしていらっしゃればメガネをかけた状態で試してください。片眼ずつ隠して見ると一つに 見えて、両眼で見ると複視になるという場合には、上述したように命に危険があるような病気が隠れていることがあります。ご相談者の場合には、もともと斜視が潜在していた可能性が あり、それが顕在化してきたのではないかと推測しますが、これだけのお話ではよくわかりません。眼科受診をお勧めします。

33. 眼の底に膜って? 201001

 先日健康診断を受けたところ、眼の項目で要精密検査となりました。眼科を受診すると「黄斑上膜」と言われました。何でも眼の底に膜が張っているとのことです。 原因は不明とのことでした。何ら症状はないのですが、どんな病気なのでしょうか。ひどくなれば手術が必要とのことですが、放置していてよいのでしょうか?日常生活で注意することが ありますか。教えてください。(42歳男性)

 眼をカメラにたとえますとフィルムに相当するところが、網膜と言います。この網膜の中心部分が黄斑部(おうはんぶ)で、視力をになう大事な眼の底の部分です。文字通り、 この黄斑の上に膜組織ができてきたものを黄斑上膜(おうはんじょうまく)と呼びます。黄斑前膜、網膜上膜、網膜前膜などいくつかの名前がありますが、ほぼ同義語としてよいです。 この病気は、本当の意味での原因はわかりませんが、網膜の前にある硝子体というゲル状の組織に年齢性の変化が起こり、さまざまな細胞が増殖したり細胞外の成分が集まったりする ことにより膜状の組織が形成されるものです。全く誘因のない特発性とされるもののほかに、眼の怪我や病気や眼の手術などに続いて起こる続発性のものがあります。膜が厚くなって くるとゆがみやひずみなどを自覚したり、視力が低下したりします。ですから定期的に検査を続けていけばよいでしょう。ゆがみやひずみがひどくなったり、視力低下が進行したりした 場合には手術治療を行います。これは、硝子体手術といって、眼の中に器具を入れて行うもので、増殖した膜を剥がしてきます。ある程度の侵襲や危険がありますし、手術が成功しても 見え方が完全に良くならない場合もありますから、手術時期については様子を見ながら慎重に決定していくのがよいでしょう。似たような病気に黄斑円孔(おうはんえんこう)というものが ありますが、別の機会に記述したいと思います。

32. メガネをかけると目が悪くなる? 200912

 近視(近眼)は、近くのものはよく見えるのに対して、遠くのものが見えにくい状態です。眼科で精密検査をして近視といわれ、メガネの装用を勧められたのであれば、作られたほうが よいかと思います。旦那さんの場合がどのようであったかは、正確にはわかりません。近視の進行は、人によって様々ですが、学童期には進むことが多いようです。近視が進んでいた 時期とメガネを作り変えていた時期が同じ時期であったのではないでしょうか。つまり、メガネを装用しようがしまいが近視は進行したのではないかと想像します。もっとも、先のこの 携帯サイトの「偽近視」に書きましたように、本当の近視ではないのにメガネをかけたり、自分にとっては強すぎるメガネを作ったりしてしまうと、近視の進行 を助長すると考えられます。適切な度数のメガネをかけさせることは、近視の進行には関係しません。学童で最も大切なことは、学校生活に支障がない程度見えるようにすることです。 メガネを作らないでいると、授業がわからなかったり、その子の身体能力や運動能力を低く評価されたりすることにもつながりかねません。我々医療従事者・教育関係者・親御さんなど 児童の周りが積極的に、その子がよりよい学校生活を送れるように、視力の面でもサポートすべきと思っています。もちろん、遠視や弱視ではメガネのかけさせ方が全く違いますから、 正確な診断と指導が大切です。信頼できる眼科医の助言に従ってください。