医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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3. なみだ目とドライアイ(涙が多いのにドライアイって?) 200704

 最近、涙がよく出て困っています。いつもうるうるしているわけではないのですが、外に出て冷たい風にあたったり、パソコンをやっていたりすると急に涙が出ます。 眼科に行って、涙の通り道に水を通してもらったところ、つまっていないので心配ないといわれました。また、別の眼科ではドライアイともいわれました。何故、涙が 多くなるのにドライアイなのでしょうか?(30歳女性)

 涙は、まぶたの上やや外側のほうで作られて、目元から鼻の奥に抜けていきます。涙は、眼に入ったゴミを洗い流しているだけではなく、眼の表面の栄養をしていたり、 微生物から眼を守っていたりと、非常に重要な役割をしています。したがって、涙が少ないと眼の健康が保てなくなりますが、逆に涙が多くなっても大変不快なもので、 まぶたの荒れの原因にもなります。涙が多くなる原因は、大きく二つに分けて考えることができます。一つ目には、あなたが検査してもらったように、涙道(るいどう) と呼ばれる涙の通り道が詰まってしまう場合、二つ目には眼に何らかの炎症があって、結果的に涙が多くなる場合です。今回は後者のようです。結膜炎や強膜炎、ぶどう 膜炎といった炎症性の病気などでも涙が多くなることがありますが、充血を伴うことが多いですし診断がつき易いと思います。ご存知のように花粉症などのアレルギー結膜炎でも、 涙が多くなります。内反症(ないはんしょう)や睫毛乱生(さかまつげ)などで、まつげが眼に当たっていたり、異物が入っていたりしても、涙がよく出ます。また、 ドライアイの場合でも重症でない場合には、反射性分泌といって刺激を受けたときに出る涙は、増加することがあるので、ドライアイでも流涙を自覚することがよくあります。 ドライアイの治療をすると、今感じている症状が治る可能性があると思います。

2. 流行り目といわれ困っています。(はやり目と登校禁止) 200704

 7歳の子供ですが、目が真っ赤なり、目やにが出ていて眼科を受診しました。人にうつる結膜炎といわれました。登校を禁止されて困っています。 以前にも結膜炎になったことがありますが、すぐ治りましたし登校禁止にはなりませんでした。どうして学校へ行ってはいけないのでしょうか?また、どこが違うのですか?(32歳女性)

 人から人にうつる結膜炎は以前から「はやり目」といわれていました。伝染性(人にうつる)の結膜炎には、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎の3つがあります。 これらの原因は、ウィルスです。前2者の原因ウィルスはアデノウィルスであり、最近ではアデノウィルス結膜炎と呼ばれるようになってきました。アデノウィルスは、 急性結膜炎の代表的な原因である細菌とは異なり、非常に強い伝染力を持つとともに時に重症な結膜炎を引き起こします。アデノウィルス結膜炎にかかってしまった患者さんの 涙には大量のアデノウィルスが存在し、乾いた局面でも2週間以上生息して病原性を発揮します。ウィルスの付着したタオルで目をこすったり、ウィルスが付着しているものを 触った手で目をこすったりすると、1週間から10日間の潜伏期を経て、アデノウィルス結膜炎を発症します。伝染しないようにかなり気をつけていても、家族中で発病したり、 たくさんの患者さんが出て眼科病棟が閉鎖に追い込まれたりすることがあるほど、強い伝染力を持っています。したがってはやり目になってしまった場合には、適切な診断と 治療をしてもらい、許可が出るまでは学校など人の集まるところは避け、自宅療養を続けてください。

1. 花粉症と眼薬(お兄ちゃんの目薬、もらっても大丈夫?) 200703

 私の息子(兄弟:5才と3才)の眼のことでお尋ねします。先日上の子に、くしゃみが連発して鼻水が出て眼が赤くなり涙が出たので病院を受診したところ、花粉症だと言われました。 そのとき、内服薬と点鼻薬それに目薬をもらい、つけていたら少しよくなりました。しばらくして今度は、下の子が同じように赤くてなみだ目になりました。鼻の症状はあまりないの ですが、上の子にもらった目薬をつけても問題ないでしょうか?(37歳主婦)

 基本的には、あまり良いことではありません。どの診療科を受診したかがわかりませんが、耳鼻科や小児科を受診して、抗アレルギーの目薬をもらうことがよくあります。 このお子さんの場合には、症状が改善していることから、花粉によるアレルギー結膜炎であった可能性が高いと考えられます。しかし、同じように充血して涙が多い場合に、 アデノウィルス結膜炎などの伝染性疾患やぶどう膜炎という炎症の病気であるなど、異なる病気の場合があります。アレルギー結膜炎でないのに、抗アレルギーの目薬を使っても 効かないと考えられますし、診断を難しくさせるばかりか、有害になる可能性もあります。また、使用中の目薬には、使用した人の結膜の常在細菌が入り込んでいる可能性があります。 その常在菌は別の人にとっては、有害であることも想像されます。病気が同じであったとしても自分以外の人が使用したことのある目薬を使うことはよくないと言えます。 また、アレルギー結膜炎でステロイドの点眼薬が処方されている場合があります。この場合にはステロイド薬に反応して、眼圧が上がり、点眼薬による副作用としての緑内障が 起こっていることがあります。ステロイドの点眼を使用している場合には、定期的に眼圧を測定しておく必要があります。同じような症状に見えても、正しく診断してもらい、 病気にあった自分自身の治療薬(目薬)を処方してもらうことと、治療中は定期的な観察が重要です。