医療法人とつか眼科

名古屋市南区にある眼科クリニック。とつか眼科。

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11. めいぼ、めばちこ、ものもらい(麦粒腫) 200710

 1週間ほど前に右目が痛くなって、鏡を見たら上まぶたが腫れて赤くなってきました。少し痛みは和らいできたように思いますが、しこりがあるようでなかなかひきません。 メンボだと思うのですが、放っておいてよいでしょうか。1年前に下まぶたにできた時には、眼医者に行ってもらった眼薬ですぐ治ったのですが、今回はその目薬をつけても 治らないのです。またコンタクトレンズをつけているのですが、中止した方が良いでしょうか。(23歳女性)

 いわゆる“ものもらい”のようですね。正式には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といいますが、“めいぼ”“めばちこ”など地域によっていろいろな呼び名があるようです。 麦粒腫は、まつげの根元にある汗腺や脂腺もしくはまぶたの内側のマイボーム腺という組織に細菌が感染してできるおできです。抗菌剤の内服や抗菌剤の点眼により、治療します。 お薬だけで治ることもよくありますが、お薬でよくならない場合には切開して膿を出します。早いうちのほうが、また、過去に抗菌剤を使用していない場合のほうが、 治り易いと思います。つまり、頻繁に抗菌剤の点眼を使用していると耐性菌が発生しやすいので、むやみに抗菌点眼を使用していないほうが効き易いと考えられます。時に、 医療機関で処方された目薬をずっととっておいて時々使用している方がいらっしゃいますが、目薬も古くなるとその中で雑菌が繁殖しますので、かえって危険です。 その都度病状にあったお薬を処方してもらい、一時的にでも使用しなくなった目薬は捨てましょう。また、コンタクトレンズは、ある病気があってその治療目的で使用している 場合を除いては、健康な目に使用するものですから、目の調子が悪い場合には使用しないでください。麦粒腫が何度もできる場合には、特に高齢者の場合には悪性腫瘍のことがあるので、 注意が必要です。麦粒腫とよく似ているもので、霰粒腫(さんりゅうしゅ)という肉芽腫性の炎症疾患があります。この場合には、ステロイドの点眼や注射が有効です。 逆にステロイドの点眼は細菌やウィルスの感染を誘発しますので、自己判断せず、眼科を受診して的確な診断と正しい治療をお受けになってください。

10. 学校視力ABCD(子供の視力1) 200709

 小学校3年生の息子が、学校で視力検査を受けました。去年は、AとBだったように思いますが、今年はBとCとなっていて、医療機関への受診のお勧めがありました。 本人は特に何も言っていませんし、見えにくそうに思いませんので、放置しておいてよいでしょうか。それともお勧めに従い、眼科?を受診した方が良いでしょうか? (37歳二児の母)

 学校での視力検査は、照度などの検査環境を整えたり厳密な検査をしたりすることは難しいため、最近では『見え方検査』などと呼ばれる傾向にあり、眼科で行われる正式な視力検査 ではありません。しかし、大まかな視力を判断するには適切な眼科検診の一つと考えられています。この『見え方検査』では、1.0以上をA、0.9~0.7をB、0.6~0.3をC、0.3未満を Dと表記することになっています。またカッコ内に記載されている視力は、眼鏡やコンタクトレンズをつけた状態で測定した視力です。お母様からのお話からですと、 昨年は右目が1.0以上で左目が0.7以上だったのに、今年には右目が0.9~0.7へ落ち、左目が0.6~0.3へ落ちてしまったようですね。かなり大雑把に言うと、 教室の黒板の字が見えるには両眼で0.7以上あれば良いとされます。ですから、このお子さんの場合には、右目だけで0.7以上はあるので、おそらく両眼では0.8以上は見えるのでは ないかと想像されます。ですから、学校生活ではあまり困ることは無いかもしれません。しかし、はじめにも述べましたように、『見え方検査』は正確な視力検査ではありませんので、 是非、眼科を受診してください。実際に視力検査を行うともっと見えなかったり、視力低下の原因としてさかまつげや結膜炎が関係していることがわかったり、別の病気が見つかったり することもよくあります。また逆に、非常に良い視力であることや、心因性視力障害といってこころの問題がかかわっていることが見つかる場合もあります。 お住まいの地域によって多少異なるかもしれませんが、基本的には両眼ともAもしくは(A)の場合を除いては、受診のおすすめが配られることになっていると思います。 お察ししますと、昨年は眼科を受診しなかったようですね。早めに対処すればよくなる病気もありますので、お子様の健康状態にも関心を持っていただき、学校での 『見え方検査』や定期健診の結果を有効に利用してください。

9. 結膜下出血(しろめが真っ赤です) 200708

 目がちかっとしたような気がして、鏡を見たらしろめが真っ赤になっています。充血しているというより、絵の具を塗ったようにべたっとした赤さです。今は、痛くもかゆくも ありません。一年前にも同じようになった記憶があるのですが、放っておいてよいでしょうか?(42歳女性)

 結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)のようです。これは、結膜の血管が切れて出血するものです。直径1mm程度の大きさの場合もあれば、しろめ全体が真っ赤になり盛り上がるほどの 大きさになる場合もあります。原因は、多くの場合機械的な刺激で、例えば目を打撲したときや、寝ているときや汗を拭うときなどに目をこすったりするためではないかといわれています。 これ以外に、血液の病気や常用薬(心筋梗塞後や脳梗塞後に血液をサラサラにするお薬など)のために血液が固まりにくくなっている場合に起こり易いです。最近の研究では、 結膜弛緩症(しろめのかわがたるんだ状態)があると結膜下出血が起こり易いといわれます。糖尿病や高血圧などによる血管異常をあげる報告もありますが、全く思い当たることがない 場合もよくあります。ほとんどの場合、ご質問者のようにしろめが赤い以外には症状はありませんが、時に異物感を生じることがあります。様子を見ていれば1週間程度で消失することが 多いと思いますが、結膜下出血だと思っていたら結膜炎や他の病気の場合もありますので、念のため眼科を受診した方がよいでしょう。頻繁に生じる場合は血液の病気が隠れていることが ありますし、結膜弛緩症がある場合には手術の適応になることがあります。1年以内に職場検診や市民検診などの健康診断や、内科などを受診して血液検査を受けていない場合には、 全身検査(血液検査や血圧のチェックなど)をお受けになって基礎疾患がないかどうか診てもらうこともお勧めします。

8. 近視と老視(メガネをかけると近くが見えにくくなります) 200706

 もともと近眼だったので、遠くはメガネをかけないと見えにくかったのですが、最近はメガネをかけていると近くが見えにくくなりました。遠くは、そのメガネでよく見えますし、 メガネをはずせば近くもよく見えるのですが、メガネを作り直した方がよいでしょうか?(47歳男性)

 老視(老眼)を感じ始めたようです。近視(いわゆるきんがん)とは、近くはよく見えますが、遠くがよく見えない屈折状態のことです。他に疾患のない近視の場合は、遠用眼鏡 (遠くがよく見えるメガネ)をかければ問題なく遠方を見ることができます。一方、老視とは、調節力の減退です。これは、20歳代から始まります。正視である(近視も遠視も 乱視もない)高校生でいえば、遠方がよく見えて、近距離も目の前8㎝のところまでピントを合わせることができます。この遠くから近くまでピントを合わせる力を調節力と呼びます。 この調節力は20歳代から徐々に落ち始めて、40歳代後半になると近くでピントの合う距離が読書できる距離(33㎝)を超えてしまうのでこれを、老視(老眼)と呼んでいます。 近視の方では、メガネ(遠用眼鏡)をかけた状態で、正視の方と同様に考えることができます。すなわち遠用眼鏡をかけた状態では、年齢とともに近くが見えなくなっていきます。 この質問者の方のような近視の方は、メガネをかければ遠くがよく見える一方で、45歳を過ぎるとメガネをはずさないと近くがよく見えません。これは、老化現象であり、 病気ととらえなくても良いと思います。ただ、調節力の減退にも個人差はあります。また、強すぎる遠用眼鏡を使用していると、遠方は何不自由なく感じていても、近くが 病的に見えにくく感じたり疲れやすくなったりしますので、遠用眼鏡が正しい度数かどうかや、単に屈折状態や調節力の問題だけであって、ほかに病気がないかどうかも 眼科を受診して調べてもらってください。さて、この方の対処法についてですが、もともと近視の方は、メガネをはずせば近くがよく見える状態ですから、ある程度は近視が 老視を相殺してくれると考えることができます。眼科を受診して、別の病気がないとなった上でのことですが、しばらくはこのまま遠用眼鏡をかけて、近くが見にくい時にははずして 裸眼でやっていただく、もしくは、遠くを少し見えにくくしても許される状況であればメガネの度を少し弱くすれば、かけたままでも近くが見やすくなります。

7. 緑内障が心配です 200706

 先日、眼が乾いてドライアイのような気がしたので、眼科を受診しました。やはりドライアイだったのですが、そのとき、医師から緑内障の疑いがあると言われて、 次回に緑内障の精密検査をするように勧められました。眼圧は高くありませんでしたし、見にくいことはないのですが、精密検査を受けたほうがよいのでしょうか?(42歳女性)

 緑内障には、いろいろな病形があるのですが、最も多いのがご質問者のように眼圧が高くなく、自覚症状に乏しい、正常眼圧緑内障と呼ばれるものです。15年以上前は、 眼圧が高くなること(眼が硬くなること)が緑内障の基本と思われていましたが、そうではなくなりました。40歳以上の方では、最近の統計によると20人に1人が緑内障であると 言われています。初期には眼の異常をまったく感じないため、別のことで眼科を受診して偶然発見されるか、人間ドックの眼底写真で異常を指摘され発見される場合がほとんどです。 緑内障は、気がつかないうちに視神経が障害を受けて、見える範囲(視野)が次第に狭くなってくる病気です。視野障害はかなり進行しないと自分で気づくことはありません。もちろん、 急激に眼圧が非常に高くなり、視力が低下し、数日放置すると失明してしまうような急性緑内障やその他の緑内障も、頻度は少ないですがあります。緑内障の精密検査として、 最も重要なものは眼底検査です。散瞳(目薬で瞳を拡げる)して詳しく視神経の状態や網膜の状態を調べます。また、視野検査や再度の眼圧検査、隅角検査も重要です。 緑内障と診断されても、すぐに失明してしまうことはありません。多くの場合には、目薬の治療で進行をとめることができます。複数の目薬や飲み薬、レーザーの治療などによっても、 進行を食い止められない場合には手術治療をする場合もあります。注意すべきことは、おきてしまった視野障害はどんな治療をしても取り戻せないことです。早期に診断して、 早期に治療することによって進行しないようにすることが重要です。ご質問者の場合も、是非早めに検査をお受けになることをおすすめします。

6. コンタクトレンズの定期検査 200706

 先日、目が痛くなって近くの眼科で診てもらったら、くろめに傷が付いているといわれ、コンタクトレンズ装用を中止するように言われました。 また、その際に定期検査を受けるようにと厳しく指導されました。コンタクトレンズは20年以上使っていますが、そのように厳しく指導されたのは初めてです。 メガネは使っていませんでした。定期検査は大切なのでしょうか。また、どれくらいの間隔で、受診すればよいのでしょうか。(41歳女性)

 コンタクトレンズ(以下CLと略します)は、目の表面にのせる医療用具です。正しく使用していても、角膜に傷がついたり、重症の結膜炎をおこしたりしますし、 知らぬうちに角膜だけが年老いてしまうこともあります。当院でも、初診患者さんで20年ぶりに起こったCLトラブルによりCL装用中止となり、メガネを持っていないために その日から仕事ができなくなった方や、30歳代なのに60歳代程度の角膜になっている方に遭遇します。傷ついた角膜に運悪く病原菌が入って失明した方が、日本人でも数人 発見され、社会問題になっています。これには、CLクリニックの中でもCL安売り販売所となっている施設が、多数あることが関係しています。眼科的な保険診療をしながら、 実際には雇われている医師が眼科専門医ではなく、コンタクトレンズ処方をする際にも、管理の仕方や定期検査の重要性を全く指導しないのです。CLは、一部の特殊な場合を除いては、 常に使用しない方が目に良いと考えられます。角膜は大気中から酸素をもらっていますが、CLをすると、慢性の酸欠状態になります。メガネを多用して、CLを付ける時間をなるべく短く することも大切です。また、CLをしていると、痛みに強くなり(悪くいえば鈍感になり)多少傷がついてもわからなくなることがよく起こります。自覚症状がなくても定期検査をして、 傷がないか、そのCLを装着し続けてよいかを指導してもらってください。間隔は、状態によってですが、年に3~4回程度でよいかと思います。もちろん、頻繁にトラブルを起こす方や 基礎疾患のある方は、二週間に1回という短い間隔にするなど、定期検査を引き受けてくれる眼科専門医にお尋ねください。CLは正しい指導と管理のもとで使用すればすばらしい 医療用具となりますが、正しく使用しないと失明するような病気を起こしうるものであることを忘れないでください。

5. 生まれつきの涙目(出生後から涙が止まりません) 200705

 生後3か月の乳児です。生後すぐからの涙目で、産婦人科から眼科を紹介され、今も通院しています。生まれながらに涙道がつまっているとのこと、いずれ針を通すと 言われていますが、まだやってもらえません。このまま通院していてもよろしいでしょうか?早く通していただいた方がよいのではないでしょうか?(28歳女性)

 このお子さんは先天鼻涙管閉塞症のようです。涙は、まぶたの上の方で作られ、まばたきにより目の表面全体を潤します。目の表面に広がった涙は、 目元の瞼にある上下の小さい穴(涙点といいます)から、細い管を通り鼻の奥に運ばれていきます。涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管→下鼻道という順序です。 涙嚢部以降の涙道を鼻涙管と呼びます。普通は胎生期に開くはずの鼻涙管の末端が、閉鎖したまま生まれてしまったものです。生まれてすぐからの涙目の原因にはこの他に、 内反症といってまぶたが内側に反ってしまっているためにおこるものや、まれですが涙点閉鎖などもありますので、よく鑑別していただいてください。先天鼻涙管閉塞症は、 5人から10人ぐらいに一人ほどいる病気で、外来ではよく遭遇します。教科書的には、6~7か月ごろまでに自然に開通することがあるとされており、私自身も様子を見ているうちに、 自然治癒した症例を数人経験しています。ですから、この主治医の先生が言われていますように、もう数か月間めぐすりや涙嚢部のマッサージなどで様子を見られてはどうでしょうか。 7か月過ぎても全く変わらず流涙を認めるときや、涙嚢炎と言って涙道に細菌感染した場合などは、早急に先天鼻涙管閉塞開放術(涙道ブジーなど)を行うことがよいと思います。 もちろん、眼科医の中でも生後3か月ほどで解放術を施行される先生がいらっしゃるのも事実ですが、今の主治医の先生にそのお子さんについて早く処置した方がよいかどうか十分 説明を聞いたうえでお決めになられたらよいと思います。

4. 目の前を黒いものが飛びます。(飛蚊症について) 200705

 1ヶ月前のことですが、急に目の前に黒いものが見えるようになりました。初めのうちは蚊でもいるのかと思っていましたが、ずっと消えません。 当初は細かいものもたくさん見えていたような気がするのですが、今は、大き目の輪のように見えるものが、1つだけ見えます。痛くも痒くもなく、見え方も悪くないので、 放置していますが、医療機関に行ったほうがよいでしょうか?(41歳女性)

 この症状は、蚊が飛んでいるように見えることから、飛蚊症(ひぶんしょう)と言います。実際には、シャボン玉のように見えたり、ゴミのように感じたり、 人によって見え方はいろいろです。視線を動かすと動いて見え、明るいところでは目立ちますが、暗いところではわかりにくくなります。硝子体(しょうしたい) という組織に生じた濁りをそのように感じる現象です。40歳以上で初めて出現した飛蚊症には、90%が病気ではない理由によるもの、10%は失明する可能性もある 重症の病気のまえぶれであるもの、という統計結果があります。ですから質問者の場合にも、病気の始まりである可能性もあります。病気の場合でも多くは、 痛くも痒くもありません。他の症状があるとすれば、見え方が少し悪くなる程度のことが多いです。網膜剥離(もうまくはくり)、硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)、 ぶどう膜炎などが代表疾患です。早めに眼科を受診することをお勧めします。飛蚊症の多くは病気ではないので、恐れずに受診して、病気でないことを確かめてもらっては いかがでしょうか。また、過去に飛蚊症を自覚し病気でないと診断してもらっていた場合でも、今まで見えていたものとは違うものが突然見えるようになった場合には、 改めて精密検査を受けたほうがよいと思います。病気が見つかってもすぐに治療することで事なきを得ることがよくあります。

3. なみだ目とドライアイ(涙が多いのにドライアイって?) 200704

 最近、涙がよく出て困っています。いつもうるうるしているわけではないのですが、外に出て冷たい風にあたったり、パソコンをやっていたりすると急に涙が出ます。 眼科に行って、涙の通り道に水を通してもらったところ、つまっていないので心配ないといわれました。また、別の眼科ではドライアイともいわれました。何故、涙が 多くなるのにドライアイなのでしょうか?(30歳女性)

 涙は、まぶたの上やや外側のほうで作られて、目元から鼻の奥に抜けていきます。涙は、眼に入ったゴミを洗い流しているだけではなく、眼の表面の栄養をしていたり、 微生物から眼を守っていたりと、非常に重要な役割をしています。したがって、涙が少ないと眼の健康が保てなくなりますが、逆に涙が多くなっても大変不快なもので、 まぶたの荒れの原因にもなります。涙が多くなる原因は、大きく二つに分けて考えることができます。一つ目には、あなたが検査してもらったように、涙道(るいどう) と呼ばれる涙の通り道が詰まってしまう場合、二つ目には眼に何らかの炎症があって、結果的に涙が多くなる場合です。今回は後者のようです。結膜炎や強膜炎、ぶどう 膜炎といった炎症性の病気などでも涙が多くなることがありますが、充血を伴うことが多いですし診断がつき易いと思います。ご存知のように花粉症などのアレルギー結膜炎でも、 涙が多くなります。内反症(ないはんしょう)や睫毛乱生(さかまつげ)などで、まつげが眼に当たっていたり、異物が入っていたりしても、涙がよく出ます。また、 ドライアイの場合でも重症でない場合には、反射性分泌といって刺激を受けたときに出る涙は、増加することがあるので、ドライアイでも流涙を自覚することがよくあります。 ドライアイの治療をすると、今感じている症状が治る可能性があると思います。

2. 流行り目といわれ困っています。(はやり目と登校禁止) 200704

 7歳の子供ですが、目が真っ赤なり、目やにが出ていて眼科を受診しました。人にうつる結膜炎といわれました。登校を禁止されて困っています。 以前にも結膜炎になったことがありますが、すぐ治りましたし登校禁止にはなりませんでした。どうして学校へ行ってはいけないのでしょうか?また、どこが違うのですか?(32歳女性)

 人から人にうつる結膜炎は以前から「はやり目」といわれていました。伝染性(人にうつる)の結膜炎には、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎の3つがあります。 これらの原因は、ウィルスです。前2者の原因ウィルスはアデノウィルスであり、最近ではアデノウィルス結膜炎と呼ばれるようになってきました。アデノウィルスは、 急性結膜炎の代表的な原因である細菌とは異なり、非常に強い伝染力を持つとともに時に重症な結膜炎を引き起こします。アデノウィルス結膜炎にかかってしまった患者さんの 涙には大量のアデノウィルスが存在し、乾いた局面でも2週間以上生息して病原性を発揮します。ウィルスの付着したタオルで目をこすったり、ウィルスが付着しているものを 触った手で目をこすったりすると、1週間から10日間の潜伏期を経て、アデノウィルス結膜炎を発症します。伝染しないようにかなり気をつけていても、家族中で発病したり、 たくさんの患者さんが出て眼科病棟が閉鎖に追い込まれたりすることがあるほど、強い伝染力を持っています。したがってはやり目になってしまった場合には、適切な診断と 治療をしてもらい、許可が出るまでは学校など人の集まるところは避け、自宅療養を続けてください。